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武井凜生 オリンピックを目指して(11): 日本代表選考基準から受け取った『覚悟』の度量

1. 本コラムの目的

・オリンピックを目指す視点や考えを発信
・普段の練習内容や質などの情報を共有
・試合の回顧や感想などを発信
・私が勉強した事などを発信

2. 日本代表選考基準

2024年の日本代表選考基準がバドミントン協会より配信されている。

選考基準

代表選考🟰オリンピック対策プロジェクト

こう位置付けられている。

現段階で世界でトップを狙えるメンバー編成にすると言う意味であり、それが強く強調される形で文頭に記述されている。

国内の選考基準で明確にされているのは全日本総合選手権のみ。全社やランサーは強化指定の選考の国内大会に小さく載っている程度で大枠の選考基準に入っていない。国内大会は代表選考に繋がらない大会がほとんどと言う事。ならば何が大きいウェイトを占めるのか。

3. 協会が伝えたい真のメッセージ

世界で活躍する為にどれだけの意識と活動しているか。これに尽きると思っている。

昔の様に国内で勝てれば日の丸!と言う時代では無い❗️
世界に目を向けて動け❗️

なるほど世界か。よし、世界をイメージしながら活動しよう!これは間違った解釈では無いだろう。実際殆どの人や選手がこの解釈だと思う。

だが、私が解釈する協会が真に伝えたいメッセージは残念ながらそう言う事でも無い。

『バドミントンの世界No.1ヒーローは誰だ?』
この答えに『俺だ!』と自信を持って答えられる選手がA代表。
→具体的には今回のオリンピックで金

『次世代のバドミントン世界No.1は誰だ?』
この答えに『俺だ!』と自信を持って答えられる選手がB代表。
→具体的には次のオリンピックで金

世界に目を向ける。と言う意思では弱いのだ。その考えは当たり前に持つもので、オリンピックで金メダルを獲る覚悟があるか❗️これが最重要なのだ。

解釈の度合いを広げると、人事的なものももちろんあるだろう。例えば日本人にバドミントン選手と言えば?と問うと恐らく9割以上の方々は奈良岡選手では無く桃田選手と答えるだろう。メディア露出やバドミントン界発展の役割で彼がプレイヤーで居る間は代表に居る価値がある。そう言った側面もあるのだろうと感じている。昨年注目を浴びた宮崎選手の推薦もその役を担う事を期待しての事だろう。

こういったおおよそ戦績とは結び付かない基準を協会が示さない。と言う人も居るが、組織の中にある人間達が流動する情勢の中で決めているのだから、明確で正解となる基準を作らないのでは無く作れないのだ。

バドミントンと言ったら日本❗️と言う確たるものを世界に示す為に奈良岡、桃田、西本が築いてくれているこの機会を逃したくないのだと言うバドミントン協会の覚悟だと受け取った。

4. 覚悟の度量の底上げ

これを考慮して凜生のオリンピックに出たい。と言う言葉を噛み砕くと、もう少し決意のレベルを上げる必要があるのかも知れない。

オリンピックで金メダルを取る為の世界最高のイメージ、練習の質、フィジカルケア、メンタルケア、食生活、睡眠、私生活など。

全てをバドミントンに注ぎ、究極の道をオリンピックまで貫く覚悟があるか?

と言う意味が込められてるのだと思う。

そうか、それはあきる野で酒飲んでる場合じゃ無いな。笑

頑張ろう❗️やり切ろう❗️凜生!

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