日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(13):『姿勢』とは何か
こんにちは!
今回は『姿勢』と言う言葉について情報共有して行きましょう!
・良い姿勢で勉強しなさい
・背中を真っ直ぐ伸ばしなさい
・姿勢を正しなさい
・良い姿勢でシャトルを打ちなさい
あまり意識しないと思いますが、指導者の方は『姿勢』と言う言葉を多くの場面で使っているのではないでしょうか?
一般的に姿勢が良いと言うのは、左右対称、綺麗に見える体勢、バランスが良い。
こう言う事を指すのでは無いでしょうか。
そこには骨格、筋肉発達、上肢下肢の長さなどから、厳密に言うと個性があります。
こう言った個性は抜きにして、良い姿勢と言うには絶対に外せない条件とは何なのか。
私が考えるスポーツの『姿勢』とは、みぞおち から 膝まで。だと思っています。
この範囲を姿勢と名付けると
肩が多少前に出ていようが
猫背になっていようが
首が多少前に出ていようが
良い姿勢を保つ上ではあまり関係の無い事だと思います。
なぜならば、地面から力をもらう為に必要な部分を可能な限り狭めて行くと、この範囲に集中するからです。
この狭い範囲がブレずに地面から力を貰える体勢である事が姿勢が良いと私は理解しています。
例えば、良い体勢で打て!
と言う言葉を生徒に投げかけた場合、どこをどうしたら良い姿勢になるのか生徒には分からない。こんなすれ違いが生じていたとします。
そしてとにかく今のままじゃまた怒られるので
・背筋をピンと伸ばしてみたり
・腕をピンと伸ばして綺麗に見せてみたり
・大きくリアクションステップしてみたり
偶然指導者が気にしていた部分と上手くはまり、よしよし。みたいな感じになる。だけど本人からすると結局解決策は分からないまま。
なので次の日もまた同じ事を繰り返す。
こんな経験は無いでしょうか。
これは姿勢と言うワードが大きな意味を持ち過ぎていて、身体全体の事を指す言葉だと生徒が受け取ってしまっている為だと思います。
姿勢を深掘りし、姿勢に関してお互いの認識を合わせた上で意識して行きたいですね!
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