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日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(10):『我慢』とは何か

こんにちは!

今回は『我慢』と言う言葉について情報共有して行きましょう!

バドミントンと言う競技をしている方なら応援の時に1度は使った事があるでしょう。この『我慢』と言う言葉。

・一本我慢だよ
・我慢我慢我慢
・我慢しよう大丈夫だよ


私個人的には、我慢て具体的にどんなプレーをすれば良いの?と疑問になる何とも不思議な言葉です。

我慢と言う言葉をググると、『精神的・肉体的苦痛に耐える事』と出て来ます。

これをバドミントンに落とし込んだ時、応援している方々は、苦しいけど耐えろ!耐えろ!耐えろ!と言う意味を込めて我慢と表現しているのでしょう。

耐えろ!🟰我慢! であるならばどんなプレーが好ましいのか。

具体的には自分から決め急がずラリー数を重ねる。これで相手のミスを誘ったり体力を削る。この戦術で行こう!と言う解釈で良さそうです。
自分からミスをする事だけは避けよう。と言う意味が込められていますね。

しかし我慢の本質が長いラリーや体力勝負になるのならば、声掛け的には『ラリーを最後までやり切ろう』とか、『自分との気持ちの勝負だよ』の方が私はテンションが上がります。

『我慢』と言う言葉は、嫌な事が目の前にあり、それを自分の意思とは関係無く無理やり向き合わされている。と言う現実をただただ突きつけられてる様に思ってしまいます。

事実は試合中にそう言った場面に追い込まれているのかも知れませんが、エールを送られる時には『我慢だよ』よりも良い声かけがある様に思います。

スポーツ全般に『ここは我慢な時間帯だ』とか、『苦しい中でも良く我慢してプレーできた』と言う様な言葉があります。

スポーツで言う『我慢』とは、今目の前の危機的状況に立ち向かう勇気。

応援してくれる人達から我慢の言葉が聞こえて来た時、その状況から逃げたら勝負に勝っても敗北。立ち向かえば勝負に負けても勝利。これを確認させてくれる言葉。

様々な解釈があって良いものですが、私はこう解釈するのがベスト。と思っています!

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