日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(17):『謙虚』とは何か
こんにちは!
今回は『謙虚』と言う言葉について情報共有して行きましょう!
・謙虚でいなさい
・謙虚な姿勢で取り組みなさい
・謙虚さを忘れずに
スポーツ全般で共通する『謙虚』の大切さ。
なぜ謙虚である必要があるのか。今日はここを深掘りして行きましょう。
謙虚から得られるメリットとデメリットを確認します。
◆メリット◆
でしゃばらない
自分の価値を押し付けない
言う事を聞く
仲間を大勢作りやすい
他人が好感を持ちやすい
◆デメリット◆
違う自分を演じなければならない
話を聞かなければならない
言いたい事を正直に言えない
信頼できる仲間を作りにくい
自制心や忍耐力などを常に意識しなければならない
メリットは他人や環境においての内容がほとんど。デメリットは全て自分に降り掛かるリスク。
私は、謙虚である事はとても大切だと思います。しかし、外発的な謙虚には大きな欠点があると思っています。
自発的な謙虚で無い場合、メリットよりもデメリットの方が大きいのです。
日本の古い文化や美徳をそのままに『謙虚であれ』と言う事を発言する人は多いですね。
その生徒の自己成長を促す為には『謙虚であれ』はあまり必要では無く、『素直であれ』や『他人に思いやりを持て』などの指導の方が効率が良いと思います。
物事に対して常に主体的なアンテナを張れる声掛けになるからです。
『謙虚』とは、他人が自分を評価する為に使う物差しであって、そこには主体性は無い。
あの人謙虚だよねー。は成立しますが、自分は謙虚でいるべきだよねー。は成立させる必要が無いのです。
なぜならばスポーツは主体性が何よりも先行し、それが確立されてから協調性や利他性を持つべきだと言う順序があるのです。そこに競技レベルは存在しません。
指導する場での話は、常に生徒の主体性を考えた効率の良い発言をして行きたいですね!
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