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学歴ロンダリングはありか?

どうも、AKiRAです。あいも変わらず学歴の話です。

今回は学歴ロンダリングについてお話します。

学歴ロンダリングとは

そもそも学歴ロンダリングとはなんでしょう。この言葉はネットスラングなのでニコニコ大百科から引用します。

学歴ロンダリング(がくれきロンダリング)とは、日本で大学院進学の際に自身の出身大学よりも更に上のレベル(学歴)の大学院に進学することを指すインターネットスラングである。

つまり最終学歴をより上位、もっというと高学歴な大学院にすることが一般的な解釈になります。

では学歴ロンダリングをすることによるメリット・デメリットはなんでしょうか。そしてそもそも学歴ロンダリングはありなのでしょうか。

学歴ロンダリングのメリット・デメリット

ますメリット・デメリットについて整理しましょう。

【メリット】
○ 履歴書上は格があがる
○ よりハイレベルな研究環境に身が置ける

1つ目は履歴書が大変華やかになることでしょう。例えば東京大学大学院…のように記載できると、東大卒と一応名乗れます。厳密には日本は学部卒時の学歴を言うので効果はややせまいかもしれませんが。

2つ目はハイレベルな研究ができることです。これももちろん一概には言えませんが、少なくとも私立から国立(旧帝レベル)であれば研究環境は抜群によくなるでしょうし、周りも切磋琢磨できる同僚に恵まれる可能性が高いです。

研究者としてより身を立てたいとき、あるいは有名な先生から師事したいとき、学歴ロンダリングは有効な手段の1つでしょう。

【デメリット】
○ 就職や転職時に学歴目当てのキャリアアップと思われる
○ ロンダリング先で落ちこぼれる可能性がある

1つ目はメリットのまさに逆解釈で、学歴のためだけに大学院を変えたのではないか?あるいは学部生のときに就職に失敗して大学院に進学したのではないかという疑いをかけられる可能性があります。

もちろん、きちんとした理由、例えばアカデミックな世界に進むことを固く決意してより自分のやりたいことができるような大学院へ進んだ…など真っ当な理由が必要になります。

2つ目は学歴ロンダリングあるあるで、自分のレベルと研究室のレベルとに大きなギャップがありついていけなくなってしまうパターンです。私の大学院でも他大から進学してきたかたがいらっしゃいましたが、途中から研究室のスピード感や求められるレベルについてこれなくなり退学してしまうケースは稀ではありませんでした。特に私立大学から来る方にその傾向はありました。

たいてい上手くいっているパターンとしては旧帝から旧帝がほとんどです。例外的に東京理科大のように学部生時代から相当に鍛えられている学生はむしろ内部生よりもよい結果を出すとも聞いております。

学歴ロンダリングは研究目的ならあり

結局の所、学歴ロンダリングはありか?というと本当にその研究を続けるための最適解になりうるなら学歴ロンダリングは全く問題ないと思います。

その際は学部の指導教員と希望する進学先の教員と蜜に連絡をとって、何かしら不手際がないように十分注意しましょう。

また進学先で何を具体的にいつまでに達成したいかの研究計画は綿密に立てておくことをおすすめします。

反対に大学受験に失敗したから大学院で逆転だ!という考えだともれなく大学院で痛い目に見ます。研究室についていけない、不登校になる、退学する…私のように経歴に傷がつきます。

就職のために大学院に行くぐらいなら、就職活動そのものに全力を注いだほうが良い結果がでるのではないでしょうか。

以上となります。

実は今大きな連載ネタを2つ準備中ですので目処が立ち次第そちらも公開します。

よろしくお願いします。


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