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死んでいたかも?【ジェットコースターの周りは危険】

まだ大学生の頃、
友人Fくんと一緒に富士急ハイランドに行きました。

Fくんとは、
私のnoteでたびたび登場しているこの人です。

Fくんのプロフィール写真撮ってみた

Fくんとは中学からの友人です。

高校が別で一時的に連絡を取らなくなったものの、
偶然にも大学が一緒でまた遊ぶようになりました。

ある日、Fくんから連絡がきます。

「エヴァンゲリオン展があるんだけど、
 一緒に行かない?」

Fくんは就職活動を終えていて、
来年から静岡県の住宅メーカーの営業として、
働くことが決まっていました。

連絡は取れますが、
頻繁に会うことは難しくなるかもしれません。

Fくんの誘いならどこまでも。
即OKしました。

翌日、Fくんが運転する車で、
富士急ハイランドに行くことになりました。

ちなみに、
Fくんは大のエヴァンゲリオンファン。

別の日のことですが、
Fくんの運転する車で遊びにいくことになり、
助手席に乗ったところ、

運転席で、
碇ゲンドウのサングラス(¥9,900)
& もみあげを生やして待ち構えてました

笑わないわけがないです。

しかも、その日はずっとその状態で遊びました。

ほんと面白い人です。


話は戻って、
Fくんは、目的地に向かう車内で、
エヴァンゲリオンについて教えてくれました。

「エヴァンゲリオンの聖地は知ってる?」
「いや、エヴァンゲリオンよく知らないのよね。」
「今走ってる箱根だよ。」

神奈川県から富士急ハイランドまでは、
静岡県を横切って向かうため、
箱根山が見えるのです。

「へぇ〜。それって———」

「あ、ちょっとまって。
  今、静岡県入ったわ。」


いきなり真剣に運転をしはじめます。

聖地の箱根山に感動しているのでしょうか。

「ふぅ。」

一呼吸置いてから、
私に満面の笑みで話しかけてきます。

「さて、静岡県になりましたね!
 新築はいかがでしょうか!」


本当にコイツってやつは笑

営業トークの練習を入社前にはじめるとは、
なんという向上心でしょう。

が、新築はいらないので、
あっさり断りました。

そんな他愛もない会話をしながら、
富士急ハイランドに到着しました。

ジェットコースターのFUJIYAMAを、
見上げながら歩きはじめました。

ちなみに、
私はジェットコースターは苦手です。

ジェットコースターが苦手なのに、
富士急ハイランドに来る人って、
どれぐらいいるんでしょうね。

何度か無理やり乗せられたことがありますが、
毎回隣の人が笑いすぎてお腹が痛くなるそうです。

理由は私の叫び声だそうです。

甲高い声がそもそもふなっしーに似ています。

叫ぶのを辞めた瞬間に、
吐き気に襲われることがわかっているので、
叫び続けるように心がけていることで、
隣の人はさらに大爆笑してしまうそうです。

無理やり乗せてきているのに、
とんでもない楽しみ方をする人たちです。


「お、ここだ、ここだ。」

エヴァンゲリオン展に無事に到着しました。

正式名称は、
エヴァンゲリオン:ワールドと言います。

今では11年間の歴史に幕を閉じ、
2021年5月に営業停止したそうです。

館内には等身大の頭があったりと、
当時テレビでもよく特集されてました。

私はエヴァンゲリオンはよくわからないので、
展示物をぼんやりと眺めていますが、
Fくんは真剣に見ています。

「おぉ。すげぇ。」

とても楽しそうに見てました。
Fくんにとって良い思い出になったようで、
こちらも嬉しくなりました。

一緒の思い出を作れて良かった。


「それじゃ、戻ろうか。」

Fくんは納得したようで、
地元に戻って遊ぶことにしました。

普通ならジェットコースターにでも乗ってから帰るのだと思いますが、なにせ私が苦手なので、これだけで戻ることになります。


行きに通った道を徒歩で戻ります。

「地元戻ったら何しようか?」
「あ〜、UFOキャッチャーいく?」

なんて話をしていると、

バーーーーーーーーーン!!!


すごい轟音が鳴り響きました。

私たちは何が起こったかわからず、
二人ともその場にフリーズしました。

「なんだ?いまの?」
「いや、わかんない。」

周りを見渡してもなにも起こってません。

ふと足元を見ると、
無数のガラス片がありました。

Fくんのほうはガラス片が少なく、
私のほうはガラス片が多いです。

私の右足を見たところ、
わずか30cm離れたところに、
粉々に画面が割れたスマホが落ちていました。

すべてを察しました。

ジェットコースターからスマホが落ちてきたのです。

FUJIYAMAの高さは、

79m


一番高いところから降ってきたかはわかりません。

しかし、
スマホという小さな石のような塊が、
とんでもない位置エネルギーをまとって、
落ちてきたのです。

直撃していたことを想像するとゾッとしますね。

後で調べましたが、
ジェットコースター中の自撮りは、
禁止されているそうです。

自撮りが見つかると、
ジェットコースターを緊急停止する運用になっているとのことでした。

自撮りではなく、
ポケットから落ちた可能性もありますが、
FUJIYAMAは乗る前に、
手荷物をロッカーに預けるルールになっています。

そのため、いずれにしても、
スマホが空から降ってくるのはおかしいんです。

ルールを守って乗っていただきたいですね。

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