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死んでいたかも?【ジェットコースターの周りは危険】
まだ大学生の頃、
友人Fくんと一緒に富士急ハイランドに行きました。
Fくんとは、
私のnoteでたびたび登場しているこの人です。
Fくんのプロフィール写真撮ってみた
Fくんとは中学からの友人です。
高校が別で一時的に連絡を取らなくなったものの、
偶然にも大学が一緒でまた遊ぶようになりました。
ある日、Fくんから連絡がきます。
「エヴァンゲリオン展があるんだけど、
一緒に行かない?」
Fくんは就職活動を終えていて、
来年から静岡県の住宅メーカーの営業として、
働くことが決まっていました。
連絡は取れますが、
頻繁に会うことは難しくなるかもしれません。
Fくんの誘いならどこまでも。
即OKしました。
翌日、Fくんが運転する車で、
富士急ハイランドに行くことになりました。
ちなみに、
Fくんは大のエヴァンゲリオンファン。
別の日のことですが、
Fくんの運転する車で遊びにいくことになり、
助手席に乗ったところ、
運転席で、
碇ゲンドウのサングラス(¥9,900)
& もみあげを生やして待ち構えてました
![](https://assets.st-note.com/img/1718079449651-jHNsvw4bud.jpg)
笑わないわけがないです。
しかも、その日はずっとその状態で遊びました。
ほんと面白い人です。
話は戻って、
Fくんは、目的地に向かう車内で、
エヴァンゲリオンについて教えてくれました。
「エヴァンゲリオンの聖地は知ってる?」
「いや、エヴァンゲリオンよく知らないのよね。」
「今走ってる箱根だよ。」
神奈川県から富士急ハイランドまでは、
静岡県を横切って向かうため、
箱根山が見えるのです。
「へぇ〜。それって———」
「あ、ちょっとまって。
今、静岡県入ったわ。」
いきなり真剣に運転をしはじめます。
聖地の箱根山に感動しているのでしょうか。
「ふぅ。」
一呼吸置いてから、
私に満面の笑みで話しかけてきます。
「さて、静岡県になりましたね!
新築はいかがでしょうか!」
本当にコイツってやつは笑
営業トークの練習を入社前にはじめるとは、
なんという向上心でしょう。
が、新築はいらないので、
あっさり断りました。
そんな他愛もない会話をしながら、
富士急ハイランドに到着しました。
ジェットコースターのFUJIYAMAを、
見上げながら歩きはじめました。
ちなみに、
私はジェットコースターは苦手です。
ジェットコースターが苦手なのに、
富士急ハイランドに来る人って、
どれぐらいいるんでしょうね。
何度か無理やり乗せられたことがありますが、
毎回隣の人が笑いすぎてお腹が痛くなるそうです。
理由は私の叫び声だそうです。
甲高い声がそもそもふなっしーに似ています。
叫ぶのを辞めた瞬間に、
吐き気に襲われることがわかっているので、
叫び続けるように心がけていることで、
隣の人はさらに大爆笑してしまうそうです。
無理やり乗せてきているのに、
とんでもない楽しみ方をする人たちです。
「お、ここだ、ここだ。」
エヴァンゲリオン展に無事に到着しました。
正式名称は、
エヴァンゲリオン:ワールドと言います。
![](https://assets.st-note.com/img/1718082628036-vs48AZmwaR.jpg?width=800)
今では11年間の歴史に幕を閉じ、
2021年5月に営業停止したそうです。
館内には等身大の頭があったりと、
当時テレビでもよく特集されてました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718080981324-XI3g1tpWct.jpg)
私はエヴァンゲリオンはよくわからないので、
展示物をぼんやりと眺めていますが、
Fくんは真剣に見ています。
「おぉ。すげぇ。」
とても楽しそうに見てました。
Fくんにとって良い思い出になったようで、
こちらも嬉しくなりました。
一緒の思い出を作れて良かった。
「それじゃ、戻ろうか。」
Fくんは納得したようで、
地元に戻って遊ぶことにしました。
普通ならジェットコースターにでも乗ってから帰るのだと思いますが、なにせ私が苦手なので、これだけで戻ることになります。
行きに通った道を徒歩で戻ります。
「地元戻ったら何しようか?」
「あ〜、UFOキャッチャーいく?」
なんて話をしていると、
バーーーーーーーーーン!!!
すごい轟音が鳴り響きました。
私たちは何が起こったかわからず、
二人ともその場にフリーズしました。
「なんだ?いまの?」
「いや、わかんない。」
周りを見渡してもなにも起こってません。
ふと足元を見ると、
無数のガラス片がありました。
Fくんのほうはガラス片が少なく、
私のほうはガラス片が多いです。
私の右足を見たところ、
わずか30cm離れたところに、
粉々に画面が割れたスマホが落ちていました。
すべてを察しました。
ジェットコースターからスマホが落ちてきたのです。
FUJIYAMAの高さは、
79m
一番高いところから降ってきたかはわかりません。
しかし、
スマホという小さな石のような塊が、
とんでもない位置エネルギーをまとって、
落ちてきたのです。
直撃していたことを想像するとゾッとしますね。
後で調べましたが、
ジェットコースター中の自撮りは、
禁止されているそうです。
自撮りが見つかると、
ジェットコースターを緊急停止する運用になっているとのことでした。
自撮りではなく、
ポケットから落ちた可能性もありますが、
FUJIYAMAは乗る前に、
手荷物をロッカーに預けるルールになっています。
そのため、いずれにしても、
スマホが空から降ってくるのはおかしいんです。
ルールを守って乗っていただきたいですね。
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