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明日シゲに会う

今度シゲに会う。

「今度シゲに会う」ってThreadsで呟こうとしたけど、言葉が、想いが溢れ出してきてここに書きとめることにした。
今、レッドブルを買いに行った。コンビニまで200m。その間外部からの音は完全に遮断され、僕は別世界を歩いていた。シゲと会えるから。

シゲはおじさん夫婦の友人。小さい頃、毎週祖母の家に行っていた僕は、祖母の家の近くに住むおじさん夫婦に可愛がられた。そしておじさん夫婦の友達にも可愛がられ、その中の1人がシゲ。
シゲは僕のことを「ゆうき先生」って呼んでた。
しりとりで下品な言葉を言って僕を笑わせてくれた。温泉に浸かるシゲの頭にオシッコしたこともあった。酒に焼けた声が特徴的でとても愛嬌のあるシゲ。
先日シゲが店長をしてる店に予約の電話をしたら、シゲが出た。
嬉しかった。相変わらずの焼けた声で懐かしさと安心感に包まれた。

昨夏元気になってから僕は水を得た魚のように親戚や友達に会いに行った。もう会いたい人とはほとんど会えた。そして最後がシゲ。
僕は自分探しの旅をしていたんじゃない。僕は寂しくて人に会いに行っていたんじゃない。僕は過去の自分をもう一度振り返りたかったんだ。変わらなくていい。そのままの自分を、自分自身が受け入れるために、昔の自分を知る人に会いに行った。
僕には2つの顔がある。最近までどっちが本当の自分なのか、どっちにするべきなのか悩んでいたけど、そんなことを悩む必要なんてなかった。社交的で誰からも好かれるリーダーである自分と、孤独を好み世の中を斜めから見る自分。どっちも自分、それを受け入れられた。

世界に再び顔を覗かせた僕はこれから羽ばたく。その前にシゲに元気を分けてもらう。だから明日が楽しみだ!


あ、今度じゃなくて明日だった。


明日シゲに会う。

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