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戦争についての話をしてみようと思う

※2023年08月14日(月)執筆


お盆の時期になると、戦争についての特集やドキュメンタリーが本当に多くなる。

年に一度のタイミングで

学ぼう、忘れないようにしよう、ちゃんと考えよう、

このように考えることは本当に大切なことだろう。

でも、できれば「いつも心に留めておく」ほうがいいとも思う。

そして

自分が毎日生きることに必死であることがデフォルトになっている今のこの世の中だと

自分以外のことに気を配ることがなかなか難しい人もいたりするんだろう。

もちろん、私もその一人。

生きづらさや悩み、生きていくことに対しての困難や苦労、様々な問題は時代背景や国によって全く違うものだし

それらを昔と今とで同じ土俵で比べることはできない。

でも、どんな時代であっても苦労してきた人達はいて、困難を乗り越えてきた人達はいて

価値観であったり、苦労や困難に中身の違いや大小はあれど

「こんな時代に生まれてこなければ」と思うこともあれば

「この時代に生まれてきてよかった」と思うこともあるのだ。

・・・

私の主観を書くが

「戦争」はこの世の絶対悪である。

全てを破壊するのみで、何も生み出さない。

敢えて言うなら、悲しみや憎悪、あるいは復讐心を生み出し、連鎖する。

私は小さい時から、今はもう亡くなってしまった祖母より戦争中の話を聞くのが好きだった。

好きだった、は少々おかしいかもしれないが、父の小さい頃の写真や祖母の若いころの写真、そして、私が5歳くらいの時に亡くなってしまった祖父の記憶があまりないので祖父の写真もたくさん見せてくれた。

そこには支那での軍服姿の祖父の写真があったり、祖母のお兄さんの写真があったり。

祖母のお兄さんは、戦死されたということだった。

そういう経緯もあって、私は戦争について小学校のころから興味を持っていた。

そして現在。

家系図の作成を始めたことがキッカケで、いろいろなところへ足を運び、いろいろな本を読み、いろいろな話を聞き、いろいろな情報を得ながら、私の親族たちがどのように戦争に巻き込まれていったのかを調べている。

なぜ戦争が始まったのか。

いつからが戦争なのか。

どんなことが起こっていたのか。

どう生きぬいたのか。

果たして戦争は終わったのか。

戦後78年とされる年月を経て、私たちはどこかまだ「他人事」で、戦争とはかけ離れたところにいるように思えるけど

「自分の親族」の経験という視点で戦争を見ると、リアルさが増す。

「自分事」に思えない限り、いくらテレビで戦争特番をみたところで、来年のこの時期までにその記憶は薄れてしまうだろう。

「戦争とは何か」をその身をもって知っている人々が国内に数パーセントしかいない状態が、そのうちゼロになる日はやってくる。

戦争とは何かを知らない私たちが少しでも理解をしようとすることが重要ではないだろうか。

・・・

私が生涯をかけて探究したいテーマのひとつであり、子供たちにはもちろん、子供に説明できるようになりたいと思う同年代の方に伝えられるようになっていきたい。

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