使えるおむつの開発を強く望んだ話
みなさん、こんにちは。
今日は、認知症や介護と聞くと一番想像しやすいであろう、「下のお世話」について、いろいろと書いていきますね。
私は認知症の伯母と、私の実母と一緒に暮らしています。あくまで認知症が結構進んでいてガシガシに動ける人の一例としてどなたかの参考になれば幸いです。
まず、下のお世話というと連想するのがおむつですよね。
おむつを交換して、下をキレイにしてあげればよいだけかというとそうではなく、これ実はおむつを履かせているからといって、おむつ交換だけで済むわけではないってことなんです。
例えば我が家ではこんな感じ。
おむつを脱いでその辺で用を足す
寝ている間におむつをぬいで用を足している
おむつを脱いで丁寧にたたむ
おむつを脱いで食べる
おむつを脱いで何か服を履いてその上におむつを履いている
それから、他のところでよく聞くのは、うんこをこねくりまわしているとか、壁になすりつけるとか。
我が家の場合は、さわるから手がうんこで真っ黒だったりするけど壁に塗ったりはしない。
(私の亡くなった祖母もボケたときはこんな感じだったようです。)
おむつを履かせたところで、おむつの中にしてくれるとは限らないのです。
おむつが気持ち悪くて脱いでしまうこともあるし、そうでなくても無意識のうちに脱いでしまうこともある。
また、おしっこの量が多すぎておむつの「何回吸収」の何回では間に合わず溢れてしまい布団が大洪水になったり、認知症は何やら便秘になりやすいので薬を飲ませることがあるのですが、緩いうんこがおむつをはみ出してしまうとか。
しかも、薬を使ってうんこを出してもらうって、大抵一度じゃ終わらないのです。だから何度も洗濯や掃除が必要。
おむつって、必要なものではあるけどぜんぜん便利なものじゃない。
履かせておいて変えるだけ、という類のものではないのです。
これは動ける認知症でなく、寝たきりの認知症でもいえることなんじゃないかなって思います。
布団の中で自分でどうにかして脱ぐことができる人なら、起こりうるかもしれません。
おむつの交換だけでなく、汚れた衣類や布団、シーツやカバー類の洗濯を一日に何度も。汚れた部屋の掃除を何度も。
それをいつも、私の母がやってくれています。
本当に頭があがらない。
それに、最近の伯母は「あじゃじゃじゃ」しかもう言えないのと、その声がすごくデカいし叫ぶ感じなのでほーんとに大変です。
絶対にワンオペじゃ無理。
せめて下のお世話がラクになる方法があればなって切実に実感し、
「なんかうまいこといく高機能おむつなんてできたらいいのにな(漠然)。」
そんな風に思ったことを書いてみました。
介護中のみなさんで、こんなものあったらいいなって思いついたもの、ありませんか?
結局は本人の側にいて目を離さないでいるって方法以外、大惨事を未然に防ぐ方法はないのかなと思うと・・・。先が思いやられますね。
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