見出し画像

好きな曲を勝手に紹介①(シーユーネバーランド / シナリオアート)

はじめてnoteを書いてからすごい時間が経ってしまった。
あのあとも好きなバンドについて何度か書いてみようとチャレンジしてみたのだけれど、文章を書くのってとても難しい。
自分の頭の中にある思いを言葉にして表現しようとしても、思いと文章のズレが生じて、納得のいく文章が書けなくて、消しては書いてを繰り返していたら結局なにも完成しなかった。
あと好きなバンドの魅力ってあり過ぎて単純にまとまらない。

これはいかん、不毛だ、と思い、バンドというマクロの魅力を書くのではなく、そのバンドが生み出した楽曲というミクロの魅力を語ろうと今回は筆をとってみた。

このお題で1番最初に思い浮かんだのがはシナリオアートのシーユーネバーランドだった。

シナリオアートの魅力を書くこうとするとまた無限ループにはまって一生終わらない不毛なnoteになりそうなので、今回は割愛。

とりあえず、今回はこの楽曲の好きな点を3つにまとめてみた。

①シナリオアートというバンドを体現している歌詞


これは超個人的見解なのだけれど、シナリオアート(特にギタボのコウスケさん)の根幹は「音楽で大切な人を救いたい」というところにあるのだと思う。
「救いたい」の極論の意味「生きてほしい」というメッセージがこの楽曲の節々から伝わってくる。
寧ろ、その一点に集中してメッセージングしている気がする。
真剣に、本気で音楽で大切な人を助けようとしている。

だからこそ無茶苦茶、刺さる。
死にたいほどしんどいとき、なにもしたくないとき、そっと寄り添ってくれる。
"背中を押してくれる"のではなく"寄り添ってくれる"。

私の日常はしがない中間管理職のサラリーマンだ。
この歳になるとまぁまぁストレス耐性もついて余程のことじゃ動じないのだけれど、1年に何度かどうしようもなくしんどくなる時がある。
そんなとき、この曲はそっと隣にいてくれるのだ。
別にこの曲を聴いたからといってすべてが解決するわけでもないし、無茶苦茶前向きになるわけでもないのだけれど、ほんの少し、心の痛みが和らぐ。
表現が難しいのだけれど、言葉にするとそんな感じ。

そうやって、私はどうにかこうにか今も日常を送れている。

ちなみに、この楽曲はシナリオアートがメジャー(会社)を辞めて最初に出した楽曲。だからこそ原点回帰や決意という意味でこの曲をつくったのだと私は思っている。
(ちなみにシナリオアートの原点はフユウだと私は思っている。)

シナリオアートはメジャー時代にタイアップ等で一般的に知られている曲が何曲かあるが、シナリオアートの代表曲は?と聞かれれば、私は間髪入れず、「シーユーネバーランド」と答えるぐらいこの曲が大好きだ。
そしてこの曲に救われてきた。

②ライブにおける会心の一撃感

訳分からん言い方だと思うけど、この表現が1番しっくりくる。
シーユーネバーランドはライブで聞くと音源の500億倍ぐらいの衝撃を受ける。何度も聞いているはずのに、最初の一音目で必ず鳥肌がたつ。ジャーーンの一音がめちゃくちゃ腹に刺さる。
(たぶんメンバーも意図的にこの一音目めっちゃ力入れてると思う。)

ケンジのくだりのベースの重低音における生々しい死の表現やラスサビにおけるメンバー全員での歌唱の温かさもライブならでは。

そして、なによりドラムボーカル、クミコさんの歌声の力強さが圧倒的である。
音源には収められない熱量やライブ感、身振り手振り、すべてが相まって見る人の心にブッ刺さる。

サーキットなどのイベントでエゴサするとシナリオアートを知らない人がライブ見た後に大抵「シーユーネバーランドがすごかった」というツイートをよく見かける。
これはきっと会心の一撃が決まっている証拠だと思う。

③エモーショナルなMV

これもYouTubeにあるので是非みてほしい。

大規模工事によって日々カタチを変える渋谷駅周辺でメンバーが直筆の歌詞カード(?)を持ったり、手やダンボール、雨合羽の背中に歌詞を書いたりして、歌詞にフォーカスして進行されるMV。

メンバーの演奏シーンはまったくなく、終始歌詞にフォーカスしているこのMVは、日々めまぐるしく変化する渋谷という街を背景に、同じく変化する人々に向けてシーユーネバーランドという曲はあるということを体現したMVだと私は思っている。

年々、音楽をサブスクで楽しむ人が増えている中、歌詞の重要性は世の中一般的にどんどん薄れているのかもしれないけれど、シーユーネバーランドのMVは演出と歌詞のリンクで歌詞の重要性を改めて教えてくた気すらする。
あと、メンバー直筆の文字も味があってよい。

音楽のジャンル関係なしに、好きなMVランキングを作るとしたら間違いなくTOP3に入るぐらい好き。


と、いう訳でシーユーネバーランドが好きな理由を3つにまとめてみたのだが、結局2,000文字近くの文章になってしまった。

なんだかんだで、文章書くのは好きなんだけけれど、冗長になってしまう自分をなんとかしたいなと思いつつ、またこのシリーズでnote頑張っていきたい。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?