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【炎上】 年収200万円で豊かに暮らす本
■ ドイツ:詩人・小説家 ■
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
涙とともにパンを食べた者でなければ、
人生の味は分からない。
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■ 炎上 ■
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2022年6月19日「年収200万円で豊かに暮らす」という本に関連する投稿がバズっていた。
色々な地獄を感じた、これを見た時。 pic.twitter.com/WVE8sL1dbj
— 運動した医 (@drpsychosomatic) June 19, 2022
概要としては、以下の様な感じだった。
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■ 反応まとめ ■
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年収200万で生活してるけど、人生楽しくねぇなと思うよ。大人一人が普通に毎日暮らしているだけで、貯金もないし、通院もケチるし、旅行なんてもってのほかだね。この待遇を行政が率先してやってんだから皮肉なもんでしょ。会計年度任用職員っていうんですけど。
— 小さな博物館の学芸員 (@mu_curator) June 20, 2022
年収200万でなんの贅沢もせず節制を生きがいとしてる若者が夫婦同姓に喜びを感じながら生殖のためだけに結婚して誰も責任を取るつもりのない税金を払い続ける国、サウスパークもびっくりだろ。
— どぶねずみ (@dobnezumi) June 20, 2022
10年前のワイが小5のぐらいの時には年収350万ぐらいで貧困とかNHKのドキュメンタリーで言われてた気がするけど今やそれが当たり前になって年収200万でも幸せ!とかいう時代だからついに貧困の底がやばいことになってきたなと思う。
— おわてゃ (@Owakon_TheEnd) June 19, 2022
「年収200万で暮らす」みたいな本見るけど、
— nakakzs (@nakakzs) June 19, 2022
・すでに生活できるだけの物品(家具など)が揃っている(家自体の場合も)
・常時健康であり、医者にかからない
・金銭トラブルが一切起きない
ことが前提にされている感じなので、ちょっと何か(空調の故障程度でも)あったらすぐに破綻する。
私の「年収200万で豊かな生活など絶対にできない。200万で豊かな生活を強いるこの国は異常」のツイートが何故か150万回くらいみられているのだが、その中に「物価の安い東南アジアに移住すれば?」というのがあった。東南アジアに行った事ありますか。もはや物価的には日本と変わらない場合が多い。
— 古谷経衡@新刊『敗軍の名将-インパール・沖縄・特攻』 (幻冬舎新書) 重版御礼! (@aniotahosyu) June 20, 2022
「年収200万でも豊かに暮らせる本」ってのは本当に年収200万円の人には買えない。
— 望月もちぎ (@omoti194) June 19, 2022
あれは「年収200万になったとしても楽しく生活できるんだ」って中間層(300万円から800万円)の読者に安心させる娯楽本に近い。要するにエンターテイメント。あたいは年収200万円以下の時にそう感じてたな。
何をどう考えても、年収200万未満の新人が独立自営として働く事を強いられる業界がそもそも狂ってるわ… https://t.co/8uw6GMAmCK
— ユーリー🔨 (@Yuriy_Julius) June 17, 2022
節約術を読んでいて思うのは『これを実現する能力がある人は、稼ぐ方向に向かうほうが……』ともやもやするものばかりです。
— 町田メガネ@C100土東ミ35b (@machidamegane) June 20, 2022
『おひとりさまのゆたかな年収200万生活』の漫画家おづまりこ先生の提言群は、ここまで予算管理し計算し精神をコントロール出来る人は、何でも成功出来そうです。 pic.twitter.com/Kxa16uIHtL
年収200万で豊かに暮らせる事は「絶対に」ありません。200万円で豊かに暮らす事を強いているのなら、それは欺瞞であり、強権であり、詐術です。貴方がおかしいのではなくこの国のシステムが異常なのだ。貴方が200万しか手に入らないのは、貴方の能力が低いからでなく、この国の労働環境が異常なだけ。
— 古谷経衡@新刊『敗軍の名将-インパール・沖縄・特攻』 (幻冬舎新書) 重版御礼! (@aniotahosyu) June 19, 2022
「年収200万で豊かに暮らせます」というコンセプトの雑誌は、貴方に奴隷でいる事を強いるプロパガンダだ。貴方に対し、国にも、会社にも、上司にも、不満を漏らす事なく働いて、人としての最低限度の尊厳もかなぐり捨てて、奴隷でいる事を肯定する言説だ。こんなものにはNOと言え。人間は機械ではない
— 古谷経衡@新刊『敗軍の名将-インパール・沖縄・特攻』 (幻冬舎新書) 重版御礼! (@aniotahosyu) June 19, 2022
アニメ業界が潰れたら困るけど、それはそれとして「年収200万未満のフリーランス」なんで代物が常態化してる業界は崩壊やむなしなのでは…………?
— 無責任飛行の佐倉(神浜のすがた)(四代目) (@39raKyouko) June 17, 2022
年収200万にすらたどり着けない、障害者雇用フルタイムで必死に生きてる人間だけど、『年収200万は本を読まない、図書館に行かない、知識がない』って偏見が凄くて驚いた。読むぞ。図書館に救われてる。たくさん読んでる。自分を守るのは自分。今回のお給料は11万だった。都営住宅は当たらない。つらい
— 八朔 (@f1rnYwRuizlRXvd) June 20, 2022
各人のプロフィールでは、『この経歴で年収200万に抑えるほうが難しくないか?』という記載が続くので、この本のコンセプトとしては『現実に年収200万の人から聴き取った血反吐にまみれた知見の集合知』というものではありませんでした。
— 町田メガネ@C100土東ミ35b (@machidamegane) June 20, 2022
おそらく、彼女たちも本のタイトル知らなかったのでは。 pic.twitter.com/TkU3jKru0K
年収200万で豊かに暮らすっていう本に携わってる人で実際に年収200万のやついなさそう
— しぬこーーーーーー!!!!!!!!!!!! (@shinukosub) June 20, 2022
『たぶん、いないだろうな(笑)』
アニメーター、インボイスが始まったら一日12時間労働で年収200万が190万になってしまうって訴えを見たとき、その搾取業界をまずなんとかせえやって思ったよ
— 小川淳次郎 (@sazanka_mimiga) June 14, 2022
年収200万とか病院に行く気すらも起こらないんだよ。金がもったいないと思っちゃって。
— 葉桜 (@no9ha7) June 19, 2022
だから具合が悪くても無理してたり。本当に悲しいわ。
豊かになんて暮らせないよ。
病気にならない前提の病気に怯える暮らし。
また、この本の『はじめに』などを読んでも節約したい人への言葉は豊かですが、読者を年収200万で想定している呼び込んでいるような文章はありませんでした。
— 町田メガネ@C100土東ミ35b (@machidamegane) June 20, 2022
実際、この本の中身は一貫して清潔で整った部屋やキッチンしか出てきません。
もしも年収200万円の独居男性が買ったら泣くかもしれません。 pic.twitter.com/ppSrQRgpUJ
「年収200万でも豊かに暮らせる本」なんてものが出てくるということは、この国がもう全体的にインパール作戦になってるということやね。
— 🦋mana🦋 (@lovemana0505) June 20, 2022
『インパール作戦(笑)』
■ 補足
インパール作戦とは
年収200万で豊かに暮らせるわけねぇだろって声を大にして言いたい https://t.co/0cEhsDQBjQ
— Dr.中村 (@OujisenpaE) June 19, 2022
肝心の節約術の中身ですが、そこは多種多様で『私でもこれはやれるかも』というものが一つや二つは見つかるかとは思います。
— 町田メガネ@C100土東ミ35b (@machidamegane) June 20, 2022
全ページを通読して頑張れば。
その殆どが、現状年収200万に置かれている今を生存するので精一杯な人達にはハードルが高いものや、技術的に困難なものと言えるでしょう。 pic.twitter.com/SIPe2v3Kbh
「年収200万円で豊かに暮らす」という本が話題になり、「私も年収200万円(資産5億円)で豊かに暮らしたい」とか冗談言ってたら、この本の著者が実は「年収200万円(夫の年収は平均以上)で豊かに暮らす」だった事を知って、まあ世の中そんなもんだよな…と思った水曜日の夜。
— ハル☀️@米国株・米国ETF投資🇺🇸 (@haru_tachibana8) June 22, 2022
正式な本のタイトルは
『年収200万円で
(夫の年収は平均以上で)
豊かに暮らす』
そういうオチかよ(笑)。
まぁ1つだけ言えるのは「それでも楽しめることを自分で見つければ良い」という人が必ず出てくるんだが、その綺麗事には限界がある、という点だ。
現代社会は資本主義のため「年収を高める = 楽しめることの範囲を広げる」事に繋がる。
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