Laughing Note〜お笑い手帖回顧録　vol 37

バタバタしていて、掲載が遅れてしまった。
本業の作家さんは締め切りがあるのだろうが、自分自身に締め切りを課すのは難しいなぁ。
さて、4月後半に入り、日中暑い日も増えた。夏にはまだ早いのだけど、お笑い手帖のメモの方は、2001年の夏に突入。
2001年８月２日（木）　　
夏休み！夏祭り！フレッシュお笑い芸人大集合！！　上野水上音楽堂

途中から、、、
・ エレキコミック：床屋ヤッツンバーバー
・ 火災報知器：彼氏からのプレゼントにエロい期待の彼女
・ やめまいだー：自分勝手に盛り上がる友達が、家に来た
・ 北京ゲンジ：参院選におれも立候補
・ 田上よしえ：ネタを考えうち、ｱｲﾄﾞﾙになろうと考える田上。
・ ストロングマイマイ：漫才。言葉の簡略化。なんでも略そう。
・ 長井秀和：俺の主張、意見
・ ダイノジ：コント。バカな弟をおちょくる兄
・ あばれヌンチャク：露天風呂で意中の彼を待つ女子とその相手。
・ マギー審司：おしゃべり手品
・ プラスドライバー：選挙演説
・ ユリオカ超特Ｑ：クイズ番組いろいろ
・ 佐藤千秋（ネギネコ）ｽｹｯﾁﾌﾞｯｸネタをやろうとしたら、伊藤登場。フリートーク
・ パペットマペット：人形ショートコント
・ 流れ星：気味の悪い銀行強盗
・ ダンディー坂野：いつもの。が、ＢＧ不備でグチャグチャ
・ 磁石：初めての、、、、。ウソはいけない。
・ きぐるみピエロ：自殺志願の男と、怪しい旅館の女将
・ シャカ：朝礼。セクハラで免職の校長の挨拶
・ 坂道コロンブス：ショートコント
・ はなわ：大東京。大阪の歌
・ アメリカザリガニ：車は怖い
イベント色の強いライブ。
全体的にはそこそこのクオリティ。

マセキ芸能社が中心となって開催の野外お笑いフェス。長時間のライブを思い思いに野外で楽しむお祭り的なライブだ。
上野公園エリアにある水上音楽堂は、ステージと客席の間に小さな濠のような水場があり、若干涼しげに思えるが、そんなに涼が取れるほどではない。
アイスを差し入れに楽屋見舞いし、芸人さんを労って、客席へ。
汗を拭きつつ、ドリンク片手に鑑賞。
このライブに行くといつも　マセキ芸能社の柵木会長とお会いした。
当時でもご高齢ながら、いつも精力的に動いていらっしゃって、僕もお世話になったし、信頼していただいたようで、事務所がスクールを作る時や、ナイツの事でも相談を受けたりしたこともある。
人懐こい声で、よくお電話もいただいた。
暑い中、上野まで出かけるのは正直しんどいなーという思いもありつつも、会長にお目にかかる為もあって、毎回観に行っていたが、ある年から勤務の都合でしばらく足が遠のいていた。それからしばらくして、
2016年6月に亡くなられたのを知る。
僕が知ったのは、亡くなられてからだいぶ経ってからで、あれだけお世話になっておきながら、僕の耳には訃報が届かず、愕然とした。周囲の人からすれば、会長と懇意にしていた浦口は、当然誰かが伝えたのだろうと思われ、結果誰も伝えてない、という事になってしまったようだ。
その後のナイツの単独ライブでの漫才を見て、知ることになった。
結局　通夜　告別式にも参列できなかったので、後日お墓参りに行った。
会長の地元の谷中にある、ひっそりとした墓地に眠っておられた。
ナイツを漫才協会に入るようにアドバイスし、浅草で鍛えられたナイツは、その後急速に力を付け、今の地位に。TBSのみならずLFでも帯のラジオのレギュラーを持つ人気者。
会長も天国で喜んでおられるだろう。
　今年も上野の夏フェスは開催されるだろうか、、。