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ICT授業作家「未来メガネ」

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面白い授業の種になることをワクワクしながら書いていきたいと思います。
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#生駒市

【2022年度】生駒市での代表的な取組一覧

生駒市で兼業テレワーク公務員になって3年が経った。 2020年度に入ったときは案件が0だったが、今年は合計100コマ以上の授業を企画・担当させてもらった。 私は現場の先生に頼ってもらって初めて仕事ができるので、パンクするほどの案件を抱えることができたのは、ただただ嬉しい。 3年目ともなると昼休みや就業後、すぐにパソコン開いてクライアントとミーティングできるベンチの把握場所も増え、経営者としての仕事との両立も慣れてきた。 今年は移住した岡山の村から通ったので、初めの頃は電車を

なぜ、賞を獲りに行くのか?-生駒市がICT教育アワード経済産業大臣賞受賞-

この度、ICT教育アワードの最高賞の一つである経済産業大臣賞を生駒市が受賞しました。 私が2020年に生駒市に採用されてから2年半の取組を書いて、賞を狙いに行きました。 なぜ賞がほしいのか? 個人的な意見を書きます。 まず大前提として。 当然ですが、私が入るずっとずっと前からICTを活用した学びの議論をスタートさせ、現場に導入するために奮闘された方々がいて、先生たちに活用を促すために試行錯誤しながら現場に寄り添ってきた方々がいて、そして新しいものを取り入れて、子どもた

【TV出演】9月1日(関西は4日)にサラメシに登場します!

7月1日と7月4日の二日間NHKの「サラメシ」の密着取材を受けました。社長兼公務員がテーマなので、1日目は村で社長の仕事とランチとプライベートを。2日目は朝4時半に家から出るところから、電車の中、そして生駒で公務員の仕事とランチを。 目立ちたがり屋の私にとっては密着取材をしてもらうのが夢でした。なので、かなり気合いを入れて挑みました。しかし、今回の取材で一度も良いコメントを言えませんでした。私が答えるたびにディレクターが「?」となってるのがわかって、さらに補足しようとすると

個性は救命具。今は価値がないと思っても、あなたが迷った時や溺れそうな時、必ず個性が助けてくれる。

中学校2年生のみなさん 個性は救命具。 あなたが道に迷った時、波に飲み込まれそうになった時。 あなたを救うのはあなたの個性。 個性は羅針盤にもなり、浮き輪にもなる。 今は自分の個性が好きになれなかったり、役に立たないなって思ったりするかもしれないけど、必ずいつか自分を救うものになる。 いや、自分だけではない。大切な誰かを救う救命具になる。 だから、今はいつかのために自分の個性を大事に磨き続けて欲しい。 <授業概要>そんな想いを込めて、生駒市の鹿ノ台中学校の2年生に「個

ICT授業作家の授業の作り方‐6つのStepと10のPoint-

先日、生駒市の中学2年生向けに「サバイバルゲーム 2030年まで生き残る塾を経営してください」と称したキャリアの授業を行った。 まずはオンライン上でゲームマスターとして登場し、音声も変えてルール説明。 各チームで決められた戦略項目を埋めていく。 続いて、サプライズで教室に仮面姿の私が登場。 10分おきにルーレットを回し、様々な社会の変化や災害に合わせて、生徒たちは自分達の作った戦略を次々に変更。最後に生き残ったチームは自分達の思考プロセスを発表。発表した全ての経営戦略に私

【結果報告】プレゼン提案型の職業体験は中学2年生のキャリア意識をどう変えたのか?

11月11日(木)・12日(金)の2日間、生駒市立光明中学校・生駒中学校・生駒北中学校の2年生330人に対して「2030年へのインターンシップ」をテーマにした職業体験をオンラインで実施した。 【新しい職業体験のポイント】 1.受注を目指して企画を練りあげる、ビジネスの基本プロセスを体験 2.将来活きる「力」を軸にした5つのコース設定 3.中学校3校で同時開催することで多様な意見を知る ※詳細はリリースより <2日間の様子を7分半の動画にまとめたもの> ※私の手作りなので、

4か月迷って、のたうち回って閃いた「となりのクラスのアフリカ組」

【生駒小学校6年生がアフリカの問題を自分事で考えるSDGsの探求学習「となりのクラスのアフリカ組」プロジェクト】 本日プレスリリースを出した。 4か月くらい、のたうち回った。 何が苦しかったかというと「となりのクラスのアフリカ組」というタイトルを生み出すこと。 SDGsを子どもたちが自分ごとに6月頃、小学校の先生から「今年はSDGsに取り組みたい。児童に自分ごととして地球の課題を考えるようになってほしい」とご相談を頂いた。 緊急事態宣言で学校のスケジュールが大幅に変更に

【テーマ編】生駒市の小中学校で2020年度に実施したICTを活用した授業

■キャリア教育オンラインでキャリア教育をする一番の価値は「世界中の人の話が聞けること」。多様な生き方、職業、価値観を知ってもらうためにはオンラインと抜群に相性が良いテーマです。 生駒ではいくつかのパターンでオンラインキャリア教育を実施したので、簡単にご説明します。 ①生徒がゲストを選んで話を聞くパターン 「教科書に載っていない生き方に出会おう」 オンラインゲスト8人の中から、自分と似ている価値観や興味のある考え方の人を2人選ぶ。そのゲストと繋がっている教室に生徒が移動。30

【ツール編】生駒市の小中学校で2020年度に実施したICTを活用した授業

私が奈良県生駒市教育改革担当の職員になってから1年間で4つの中学校、4つの小学校で合計11個の授業&プロジェクトを実施しました。そのうちの9割でICTを活用しました。「キャリア教育」「SNS使い方」「命の授業」「平和教育」とテーマは様々。 生駒市の事例が少しでも他の学校のICT活用ヒントになれば良いな、と思い具体的なツールを軸にご紹介します。 ■GoogleMeet キャリア教育や平和学習、講演会はほとんどGoogleMeetを活用しました。 場所にとらわれず、世界中の社

Story#9プロ人材(複業・テレワーク)として生駒市職員になった私が1年間で面白いプロジェクトができた6つの理由

生駒市の職員採用ポスターがめちゃくちゃ素敵だった。 素敵すぎて「私もポスターになりたかった!」とずっと羨ましくて仕方なかった。 だから、求められてもいないし、誰からもインタビューされてないが、非公式で9番目の職員として語らせてほしい。 まず初めに、前提をいくつか記載しておく。 ■生駒市にホンマに何の縁もゆかりもなかった。 ■生駒市教育こども部教育指導課教育改革担当として2020年4月1日入庁 ■会計年度任用職員として週2で契約(1年ごとに更新の相談) ■自分の会社の経営と

私が今、生駒市で「月島雫」並みの青春ができている5つの理由

昨日、生駒市で2月16日に行うオンライン修学旅行の詳細がリリースされた。 今、私が生駒市の教育指導課教育改革担当として、全力で青春しているプロジェクトだ。 青春レベルは、もう月島雫。 あの「耳をすませば」の月島雫なのだよ。 10代と並んで青春グランプリのファイナリストになれる勢い。 なぜ、私は今、こんなにも青春をできているのか?その理由を考えてみた。 ①全く違うフィールドの人たちがチームになっていく 今回は広島市五日市小学校、博報堂生活総合研究所、オタフクソース、広島電鉄