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【ツール編】生駒市の小中学校で2020年度に実施したICTを活用した授業

私が奈良県生駒市教育改革担当の職員になってから1年間で4つの中学校、4つの小学校で合計11個の授業&プロジェクトを実施しました。そのうちの9割でICTを活用しました。「キャリア教育」「SNS使い方」「命の授業」「平和教育」とテーマは様々。
生駒市の事例が少しでも他の学校のICT活用ヒントになれば良いな、と思い具体的なツールを軸にご紹介します。

■GoogleMeet

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キャリア教育や平和学習、講演会はほとんどGoogleMeetを活用しました。
場所にとらわれず、世界中の社会人をゲストとして迎えることができ、また広島の小学6年生との授業も実現しました。

■Zoom

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テレビ画面の様にうつすため、画面オフの人が非表示になる機能があるZoomを活用。

■sli.do

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リアルタイムで生徒から質問や感想を集め、議論に反映。友達の投稿に「いいね」を押すことで、その数が多い順に上から並ぶシステム。生徒数が多くても、みんなが聞きたいことをスムーズに吸い上げることができる質疑応答ツール。

■SnapCamera

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テレビ会議上の顔を変えることができます。SNS活用の授業で、私の顔をアニメにして隠し、3つヒントを出します。3つのキーワードをもとに子ども達にタブレットで検索をしてもらい、「私は誰でしょう?」の個人情報をネット上から集めて回答をしてもらいます。

■Googleforms

SNSの使い方の授業で活用。自分のタブレットを使って、インターネットから「おざき個人情報クイズ」に回答を検索して調べ、記入していきます。

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■bubbli

QRコードを読み取り、子どもたちは平和記念公園や宮島の歴史的な建物を360度写真をタブレットで見て学びました。
※事前に広島在住の方に現地で撮影してもらいました。アプリは無料で誰でも簡単に撮影できます。

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■テキストマイニング

子どもたちにGoogleアンケートフォームから修学旅行前と後に「平和とは何か?」を記入してもらいました。
エクセルシートをコピペしたら、すぐに以下の画像が表示されました。

<修学旅行前>

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<修学旅行後>

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■ロイロノート

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平和学習にて。海外からのメッセージを聞いて、話をしている人の出身地を当てるために、正解が分かった子からタブレットに入力し、先生に提出。不正解の場合は再度提出でき、最後はみんなの答えを共有しました。
テレビのクイズ番組のような感じです。

■Youtubeリアルタイム配信

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157人が視聴するにはテレビ会議システムだと合わないので、広島電鉄の被爆電車のオンライン乗車はYoutubeを活用し、子どもたちは手元のタブレットで視聴しました。配信しているものはZoomの会議画像。質問がある場合は、Zoomと繋がっているパソコンを持っているアシスタントに質問を伝え、コメント欄に書いてもらう流れ。

■未来年表

子どもたちは自分の年齢を入れ、自分が大人になった時にどんな未来になっているかを調べたました。また、今後起こるだろう出来事の中から興味のあるニュースを選び、その出来事がどんな未来を作るのかをメリットデメリット双方から考えました。

<合わせて読んで欲しいテーマ編>
何を伝えたくて、ツールを活用したのか。


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