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ICT授業作家「未来メガネ」

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面白い授業の種になることをワクワクしながら書いていきたいと思います。
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2019年2月の記事一覧

拝啓、こんまり様。7年間にわたるあなたへの嫉妬を今日昇華させました。

初めまして、尾崎えり子と申します。 あなたとは一度もお会いしたことはありません。 約7年前に「金曜日のスマたちへ」という番組であなたを見て以来、一方的に私が嫉妬の炎を燃やしておりました。 「なぜいつもあなたばかりが目立つのか。私でもええやん!<こんまり>じゃなくて、<おざえり>でもいいやん!」とあなたを見るたびに思っていました。 はい、頭が少しおかしいのではないかと思われて当然です。 「私でもいいじゃん」という狂ったロジックあなたとの共通点は「同じ年代」「似たような会

中高生リーダーシップを教えるために40分間無言を貫いてみた。

先週末、新卒で入社したリンクアンドモチベーション が運営しているモチベーションアカデミアのゼミで中高生向けにリーダーシップについて話をしてきた。いや、違うな。リーダーシップをとってもらうために、あえて話をしなかった。 意図的に「意味のわからない場」「無駄な場」を作ってみる講義に向けてスライドと配布資料を作っていた時、ふと違和感を感じてキーボードから手を離した。 「リーダーシップを教えるのに、私が全部用意して良いのか?」リーダーシップを伝えるのに座学で良いのか。。場のコント

14歳天才プログラマーと20歳元プロテニスプレーヤーの兄弟と話して気が付いた「自分の親としての中途半端さ」を書いたら彼らの父親から強さと愛に溢れたメッセージを頂いた話

未踏ジュニアスーパークリエータに選ばれた加藤周さん。14歳。 お兄さんは元プロテニスプレーヤー。怪我をしてしまい、テニスを辞め、今は家の事業を回しつつ、都内のベンチャー企業にインターン中。 どうしたら、双方に違う分野に長け、さらに素直でまっすぐな子どもが育つのか?親として非常に興味を持ったので、色々聞いてみた。 親の時間的なコミットと一定の強制力加藤兄弟の親御さんはプログラマーでもテニスプレーヤーでもなく、北海道の函館で「こどものくに」という公園運営会社を経営。 プロ

SDGsはなぜこんなに自分から「遠い」のか。SDGsと距離をつめる方法。

SDGsを知って一番初めに思ったことは「遠すぎるわ」ということだった。 正しさは十分にわかる。 必要性もすごくわかる。 世界で苦しむ子ども達がこのままでいいわけがないとも思ってる。 でも、今私がすぐSDGsに向かって何かを始める動機にはならない。日常を目の前にして、世界的な長期の動きにフォーカスしては動けない。 あまりにでかすぎて、かつ自分で決めたわけじゃない目標に私はワクワクしなかった。 一方的にテレビで見たことあります的な感じで、到底仲良くなれる距離ではなかった。

地元で創業する女性達に忘れないでほしい「時間」と「価値」について

先日、流山市女性向け創業スクールの最終プレゼンテーション大会が終わった。 今年で4年目。 立ち上げから行政の方と一緒に手作りで試行錯誤しながら作ってきた。 受講者に名刺を作って飛び込み営業をしてもらうなどリスクが高いこともしたが、行政の方は「何かあったら私たちが何とかします」とチャレンジしてくれた。 4年前はまだまだ女性の創業のハードルが高く、応募の際も「誰にも知られたくない」とおっしゃっていた方もいた。 しかし、継続していくにつれ「創業スクールがあるから流山市に引っ越し