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難しいことを考えると頭の中が痒くなる(関東リーグ1部第13節観戦記前半)

はじめに

※最初に注意書きを。関東リーグ1部第13節観戦記前とタイトルにあるのに、この前半の記事では試合まで行きつけていません。ダラダラしすぎました。

関東リーグ再開

関東リーグが再開する。久しぶりのゲーム。チームもリフレッシュしているだろう。さらに、試合が見やすい西が丘開催。
16:00キックオフなら、暑さも幾分マシだろうか。観に行かない理由はない。なんて大げさな。

ここまでエリース東京FCのゲームは、なるべく現地観戦し、行けない時は配信で観てましたが、一戦必勝!のスタンス(単に刹那主義みたいな)で観ていたため、全然順位とか勝ち点状況を把握していませんでした。どこかのチームのサポーターの人たちからしたら信じられないような緩い意識でしょうけど、まあ、そんな観客もいるのです。

なぜか冗長な自分語り

でも、入れ込みすぎると精神的に辛くなるのは、過去の経験から学習していまして、例えば勝ち試合だったのに、イライラモヤモヤしたりするんですよ。試合中も終始、嫌な緊張感が続いたりね。サポーターの人は多かれ少なかれ、そんな経験ありますよね。
フットボールはゲームなんだから楽しく観たい!好きなように観たい!フットボールをもっと自由に知りたいなんて思うようになって、特定のチームを追うというより、面白いと思えるフットボールなら、配信での欧州サッカーも大学サッカーでもJ2でもアマチュアでもフットサルでも等価値みたいな感覚で試合を観るスタンスになって数年。フットボールに対する造詣はまったく深まりませんでしたが、それなりにフットボールを楽しむ日々でした。
サッカー(フットボール)が好きと言っても、その生態は千差万別。みんな違ってみんないい的に個別ケースを考えていくと「人の数だけフットボールは存在するのさ」みたいな名言もどきに落ち着くでしょう。緩いかもしれないけど、いいじゃない。

山口遼・エリース東京FCを知りました

そんな日々の中、所謂ボリスタ界隈で山口遼という指導者を知って、その原稿や東大ア式での取り組みなどに興味を持つようになりました。著書を購入して、読みましたが、難解な言い回しがところどころあったりするものの、非常に興味深い内容で、すっかりファンになりました。ワールドカップの時は、Twitterで生解説をやっていたので聞きながら試合を観たりとか。
その山口さんが関東リーグ2部のエリース東京FCの監督に就任し、コーチングスタッフに東大ア式の人たちも参画すると知って、俄然興味を持ちました。就任当時くらいに、「試合を観た人が久しぶりにボールを蹴りたくなるようなサッカーをする」みたいなことを言っていたのも痺れました。全然具体的じゃないんだけど、絶対面白いはずと。
で、観てみたら実際に面白かったと。チームは、関東2部なのでリソース的にはJリーグのクラブには遠く及ばないのは明らか。
でも、実際に面白いサッカーを見せているし、試合にも勝っている。
理論立てた戦術的なサッカーを毛嫌う人は、「資金が豊富な欧州のビッグクラブじゃないと、カリスマ的な監督じゃないとそういうサッカーはできない」「ペップだってCLで勝てないじゃん」とか言いますが、目の前の地域リーグにね、理想だけにとらわれず、リソースに合わせて、理論を落とし込み、現実的に結果を出しているチームがあれば、そりゃあ観たくなるじゃないですか。

勤勉とは言えない観客ではありますが、面白いサッカーが観たい一心で、時には環境も整っていない会場に向かったり、ホームゲームなのに、とてつもなくアウェイな空気感の中で試合を観たり、ユニやグッズを購入したりと、気づけばファンとは名乗ってもいいくらいにはなっているのかも。入れ込みすぎたくないと思いつつも。でも、こんな自分のスタンスなんて考えたり、振り返ってみても、何の役にも立たない割には、難しいような気もして、頭の中が痒くなります。

希望の中断明けとなるか

ようやく冒頭に戻ります。関東リーグ中断明け。山口監督のことだから、絶対に修正しているはず。楽しみでしかない。希望の中断明けだね。他のクラブの広報(南葛SCや東京23FCとか、いつも力を入れて広報活動していていいですよね)もリーグ再開に向けて周知が熱心になってきます。ステキな世界だなーなんて思っていた矢先、「最下位のエリース東京は逆転劇を巻き起こせるか」みたいなフレーズに目が止まりました。え?最下位?勝ててないとは思ってたけど、最下位なの?あまりにも順位を気にしなすぎてた…最下位で再開とは。

順位を知って多少のショックはありましたが、だからといって、特に行動パターンも変わるわけでもなく、試合を観るのを辞めようとはまったく思いませんでした。
ただ、今までも心の奥底にあった一抹の不安がよぎったのは事実。それは、「ここまで取り組んでいたサッカーを捨ててしまわないだろうか」ということ。なかなか勝ち点が取れないチームが、方向性を変えることはよくあること。Jリーグでも中断期間に選手の補強や、監督の解任などで方向性変えたりしますよね。
以前の投稿でこんなことを書きました。

この路線を変えないで、迷うことなく突き進んで欲しい。これにつきます。もう少しで結果も伴ってきそうな匂いはプンプンしています。クラブの人、辛抱してね。

https://note.com/back_of_flyer/n/n6f8e378cb5ee

「地元のチームだから」「選手が知り合いだから」「取引先がスポンサーをしているから」という理由でなく、単に「この指導者が体現するサッカーが気になる」「やっているサッカーが好きだから」という理由で、エリース東京の試合を観ている自分としては、方向転換なら、進む方向によっては、さらに面白くなる可能性はゼロではないので、まだ良いですが、監督の解任なんてされたら死活問題です。
とはいえ、単なる観客にできることなどなく、希望の中断明けになることを祈りながら、試合を観るだけです。一応、応援している者は少ないけれど、いるぞというくらいですが。
試合の観戦記を書くはずでしたが、自分の内なる声を発散して、長くなってしまったので、つくばFCとの観戦記はハーフタイムを挟んで、次の投稿(後半)に書きます。


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