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昔のやりかた②

③電話
たぶん、おじさんが子供の頃の電話を君たちは使うことができないと思う。だってダイヤル式の電話だったんだよ(上の写真)。そう、ダイヤル式。今はまず見かけないでしょ。そもそもお家に電話線で繋がった電話機が無い人もいるよね。昔は電話線で繋がった電話機しか無かったんだよ、携帯電話がなかったから。じゃあ、この電話機の使い方ね。まず、電話に出る時。今と同じように誰かから電話がかかってくると音が鳴る、こんな音(https://youtu.be/dTLoS3mUOjQ)、音は当然変えられない。そうしたら受話器(じゅわき:電話機の本体からクルクルコードで繋がっている両側が丸くなっているところ)を持ち上げる。受話器には上下があって、コードが出ている方が下(写真だと左側)。下の丸い部分がマイクになっていて、上の丸い部分がスピーカーになっているんだ。だから上の丸い部分を耳にあてると、下の丸い部分がちょうど口元に来るようになっている。これで、今の電話と同じように話ができる。でも、受話器を持ち上げるまでは誰からかかってきたのかはわからない。携帯電話ならば登録してあれば誰からの電話かわかるし、家の電話でもわかるものが多いけど、昔はわからないのが当然。だから、電話に出るときは「もしもし、〇〇です」って名乗るのが基本だったし、かけた方も「もしもし、△△ですけど、〇〇さんですか?」って言うのが基本だったね。次に電話のかけ方。まず受話器を持ち上げる(これ結構重要!)、それからダイヤルを回す。今の電話だと例えば「7」のボタンを押せば「7」って表示されるけど、そんな便利じゃない。この電話で「7」を電話機に伝えるにはダイヤルの「7」の穴に人差し指を入れて時計回りにダイヤルを回して、穴に入れた人差し指がダイヤルの右下の金属にしっかり当たって止まるまで回す。止まったら指を外せばダイヤルは勝手に反時計回りに回って元に戻る。今と全然違うでしょ。だから例えば「090-1234-5678」っていう番号にかける場合は、0に指を入れて回して、9に指を入れて回して、・・・・・8に指を入れて回して、って11回やらないといけない。それも毎回きちんとダイヤルが元に戻るまで待ってから。だから時間がかかるんだよ。間違えたりしたら、一度受話器を戻してもう一度。そもそも今ならば登録してある番号にかける場合、電話番号を押さないよね、電話機が覚えてくれてるから。ちなみに、おじさんが小学生の高学年の頃にプッシュホン(ボタン式の電話)が家に来たんだよ(下の写真)。

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またまた文章が長くなっちゃったから、続きはまた次回。

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