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違いの分かる男

かなり昔のことではあるが、私は「違いの分かる男」と職場で呼ばれていた。

コーヒー好きの父親の影響もあって、かなりコーヒーに拘っていた時期がある。アメリカから取り寄せた家庭用焙煎機で生豆を自ら焙煎し、一日たってからkalitaのグラインダーで豆を挽き、ホットならHARIOのサイフォンで、アイスならHARIOのウォータードリッパーで半日かけて、コーヒーをいれていたのである。

そんな私が同僚とコーヒーの味について話していたところ、当時の上司が「コーヒーの味なんてどれも一緒だ!」みたいなことを言い始めたのである。何を言っているんだこのオッサンは!💢💢💢。あんたの舌はバカ舌だ!

当時、職場にはブルックスのドリップパックが数種類あり、各自好きなものが飲めるようになっていた。もちろん、紅茶や緑茶のティーバッグなんかもあった。しかし私は職場のコーヒーは殆ど飲んだことがなかった。何故ならば家で飲むコーヒーとは「格が違う」からである。決してドリップパックをけなしている訳ではない。レギュラーコーヒーなのできちんとしたコーヒーだし、何と言っても手軽にいれられる点は素晴らしい。

上司の発言に辟易した私はブルックスのコーヒーの豆の種類を全部当ててやることにした(確か4種類くらいだったと思う)。私の見えないところでコーヒーをいれてもらい、それを私が飲み比べて種類を当てるという、所謂「利きコーヒー」である。

当然の如く、全部「正解」だった。これは私が凄い訳ではなく、それなりにコーヒーを飲み慣れている人間ならば難しいことではないのだ。味、香りが豆の種類によって全然違うからである。豆の種類にもよるが作曲家に例えて言うならば、ブラームスとサン=サーンスとチャイコフスキーくらい違うのだ。

たったそれだけのことでそれ以来、上司を含め周囲の社員から「違いの分かる男」と呼ばれたのである。

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そんな私なのだが、最近、ショックなことがあった。「紫帆」と「愛」の違いが判らないのだ。女性お笑いコンビの「オダウエダ」と「ヨネダ2000」の。それぞれ、コンビで登場してくれれば相方で判別できるのだが、ピンだとどちらか区別がつかない。いくらお笑いに疎いとはいえ、これはヒドイ😩。

今、笑ったそのこのあなた🫵。じゃあ、次の2曲の違い、何だかわかりますか?


例1


例2



ヒント
https://youtu.be/yf-bIo95WLk?t=15


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