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ついに、ここまで...

突然ですが、皆さんは100均で声を出して驚いたことがありますか?

中島みゆきの歌ほどではないにしても、こんな状況になるとは思っていませんでした。絶対にそんな人間はいないと思っていたのに、あろうことか、昨日の私はダイソーのレジの前でそれなりの声を上げてしまいました。お陰でレジのお姉さんに明らかに奇異の目で見られてしまったのでした。

コオロギせんべい

この8文字が目に飛び込んできたからです。瞬時に理解しましたよ、こおろぎを粉末にしたものが練りこまれた生地を焼いたか揚げたかしたお菓子なんだって。その存在自体は今に始まったことではなく、数年前から話題になっている昆虫食としてあり得て良いのですが、100均のお菓子として棚に並んでいたことに動揺してしまったのです。おそらく、100円なのでこおろぎさんはほんの微量しか入っていないものと勝手に類推しますが、とにかく、昆虫食に興味があったり、怖いもの見たさみたいなもので、それなりの人が買うであろうと思っているからこそ、商品化されたに違いありません。なんてったって天下のダイソーですから。それもレジの前に。

私が無類の虫嫌いだということは以前の記事に書きましたが、そんな私が昆虫食に対してどのような感情を抱いているかは、想像できると思います。いいえ、やっぱりできないでしょう、皆さんの想像を絶した拒絶反応だからです。

これだけ昆虫食が話題となっていながら私は、家や会社周辺の食料品店や飲食店で昆虫入りの食べ物が売られていたり、料理されているのをただの一度も目にしたことはありません。なのでテレビやネットの中での特別な遠い世界での出来事なんだと思っていました。それが見事に打ち砕かれたのです、家の近くの100均で。

理解はしているつもりです。西暦2050年には地球の人口は100億人に迫ろうという中で、ただでさえ食糧難で明日食べるものにも苦労している人が現在でも何億人もいるということを。そんな中で昆虫食はとても画期的なのです。生産が簡単で栄養価も高い、そして何より安価なのです。

私や私の家族は幸いにして、とりあえず今のところ食べるものに困ってはいません、それどころか美味しいものを食べたいと日々情報を仕入れている始末です。でもそんな私ですら、もしも天変地異などが起こって、米も牛もマグロも食べられなくなって、昆虫しか食べるものがなかったとしたら、生きるためには食べざるを得ないのだと思っています。

ちなみにですが、私の好きな食べ物はエビやカニの甲殻類です。もう彼らには申し訳ありませんが、人間に食べられるために存在しているのではないかと思ってしまうくらいおいしく生まれてきてくれています。ありがたいです。毎日でも食べたいです。

あっ、昆虫って甲殻類と同じ節足動物だ!

https://youtu.be/AHwIE7TUV4g

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