オバサン化傾向

近頃、いろいろなところで目にする「阿佐ヶ谷姉妹」。

ここ数年続く、重苦しい世相を反映してなのか、従来と違うタイプの芸人さんであるにも関わらず大ブレーク。

何かにつけてネガティブな印象を受けかねない「オバサン」というところを売りにして大ブレーク。

テニスで6-6になったときに行われるのはタイブレーク。

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みなさんは覚えていますか？高校の化学の時間に習った「酸化還元反応」。

は？じゃないです。

例えば、鉄鉱石から鉄を取り出す場合の反応を化学式で簡単に書くと、
Fe₂O₃ + 3CO ⇒ 2Fe + 3CO₂
となります。この時、酸化鉄（Ⅲ）（Fe₂O₃）は酸素を失って鉄（Fe）になったので「還元」され、一酸化炭素（CO）は酸素を貰って二酸化炭素（CO₂）になったので「酸化」されました。このように酸素の受け渡しが行われる反応のことを酸化還元反応といいます。

またこうして作られた鉄に亜鉛を電気メッキする場合、マイナス極にメッキしたい鉄製品を接続し、プラス極に亜鉛を接続するとプラス極の亜鉛がイオンとなってマイナス極の鉄製品に付着するのですが、この場合の反応は、
プラス極：Zn → Zn²⁺ ＋ 2𝑒⁻（亜鉛の溶解）
　　　　　2OH⁻ → H₂O ＋ 2𝑒⁻ ＋ O₂⇑（酸素の発生）
マイナス極：Zn²⁺ ＋ 2𝑒⁻ → Zn（亜鉛の付着）
　　　　　　2H⁺＋ 2𝑒⁻ → H₂⇑（水素の発生）
となります。これも（酸素の受け渡しはありませんが）酸化還元反応の一種です。なぜならば電子（𝑒⁻）のやりとりが発生する反応こそが酸化還元反応の本質だからです。

電気メッキでは、鉄に亜鉛をメッキすることはできても、亜鉛に鉄をメッキすることはできません。どうしてでしょう？それは、鉄よりも亜鉛の方がイオンになりやすい（=酸化されやすい≒錆びやすい）からです。

はい、ここで登場するのが「イオン化傾向」です。金属を（陽）イオンになりやすい順番に並べたものです。覚えましたよね。
貸そう (K) か (Ca) な (Na) 、
ま (Mg) ぁ (Al) あ (Zn) て (Fe) に (Ni) する (Sn) な (Pb) 、
ひ (H) ど (Cu) す (Hg) ぎる (Ag) 借 (Pt) 金 (Au)

時代や地方によって語呂合わせのしかたが違うようですが、私はこう覚えました。

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アラフィフの女性12人をおばさん度の大きい順に並べたものを「オバサン化傾向」と呼ぶことにします。

渡辺江里子(49)>大久保佳代子(50)>木村美穂(48)>いとうあさこ(51)>マツコ・デラックス(49)>工藤静香(51)>女帝(51)>中山美穂(52)>藤原紀香(50)>常盤貴子(49)>篠原涼子(48)>松嶋菜々子(48)
※カッコ内は今日現在の満年齢

アルファベット表記での下の名前の一文字目（同一の場合は添え字として上の名前の一文字目）で表すと、
E、K、Mk、A、D、S、I、Mn、Nf、T、R、Nm
となります。

さて、ここからはこの記事を読んでしまったあなた👇の出番。

このオバサン化傾向の覚えやすい語呂合わせを考えてください。もし、「これはいいんじゃない？」っていうものが思いついた場合は、この記事にコメントしてくださると、なお喜びます。

なお、この順番については、美人だとか、かわいらしいとか、目じりに小じわがとか、最近ほうれい線が目立ち始めたとか、昔からそうだったけどここ数年やたらと小うるさいとか、大丈夫？物忘れが多いんじゃない？とか、男じゃん！とかとは関係なく、私が総合的におばさん度合を決定したものなので変更することはできません、悪しからず。

ってことで、ミポリンを女帝メッキすることは理論的には可能なのですが、止めておいた方が無難です。ってか、メッキするメリットって何？

【2022.3.31追記】
KaoJAPAN公式にて、
「花王 クイックル トイレット・ロマンス～Wander Full ver～」
が公開されたので掲載いたします。
私の想像どおり、一曲に繋がってるんですね。以前書いた「同主調転調」と「半音転調」ですよ。まあ、この手の音楽の定石ですけども。でもやっぱり、あれですかね、掃除用品などのCMにはオバサン化傾向が大きい人の方がいいんですかね？

おまけ
https://youtu.be/sV_0svXVPvg