集団生活

今日は集団生活が及ぼす影響について考えてみたいと思います。

認可保育園と無認可保育園。
この2つで私が最も大きいと思う違いは、集団生活における人数です。
もちろんその他に違うところはたくさんありますが、私はここが1番子どもにとって影響が出てくる大きな差かなと思います。

一般的にというか、平均的な人数で行くと、認可保育園は一つのクラスが20人以上の集団であることが多いです。

それに比べ、無認可保育園と言うのは10人を下回る規模でクラスが成り立っていることも少なくありません。
では、この違いが与える子どもへの影響について見ていきましょう。


1番大きな影響は、保育士とどれだけ深く関われるかです。
当然のごとく、人数が増えるに従って保育士の目は行き届きにくくなります。

人数の少ないクラスでの話です。
例えば鼻水が出たとしましょう。
人数が少ないと、保育士が鼻を噛んであげてしまうことが多いです。
もちろん自分でやらせようとする保育士もいますが、意外とやってしまいがちなことです。

これで得られる事は、常に清潔を保って生活できるということです。
(もちろん自分でやらせてから大人が拭いてやれば良い話ですが)
その一方で、自分でできるはずことも大人がやってしまいがちと言うこともありますね。

ただしこれは良いこともたくさんあって、服のたたみ方やら手の洗い方など、細かいところにわたって保育士がしっかりと見ることができるという利点もあります。


次に人数が多い場合
1人で20人以上の子どもを見なくてはならないわけですから、一人一人の鼻を噛んでやる。
なーんてことをしている時間は絶対にありません。

「自分でやりなさい。」
こういう言葉かけがほとんどとなることでしょう。
これは子どもからすれば相手にしてもらえないと言う多少不満を感じるようなところがある一方で、自分で自分のことをやると言う自立へとつながっていきます。

また、人数が多いと自分の気の合う仲間が見つかりやすいなんて言う利点もあるでしょう。
それによって自分のライバルができやすく、「あの子には負けないように〇〇を頑張ろう。」といった具合で、向上心がすごく育つことが多いです。


どちらが良いのかと言えば、断言はできません。
なぜならそれぞれに良いところがありまた良くないところもあるからです。
ただ、それぞれの子どもの性格や置かれた状況(家庭環境や障害など)によって向いている集団の規模とは違ってきます。
そのため、こういった利点や良くない点などを参考にしながら保育園探しをしていただけたらと思います。

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