デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則
「デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則」高木 聡一郎 著/ 翔泳社
評価:10段階で7(面白さ3/5、役に立つ度4/5)
概要:「DXって実際何?」に対する一つの解を示している本。
要点とか:
・ICT技術の進展で、「低コスト」で「顧客最適化したサービス」を「すべての顧客」に対して提供できるようになっている、という話。
・大量生産大量消費の資本主義の文脈からの変化をとらえる意味で、正しい局面は多数ありそう。
・逆に、合わない業界も色々あると思われる(製造業のラインとか、まだまだ大量生産する方が安い領域もあるし)
・挙げている例も、イケてないところが結構あるし、最後の方とかブロックチェーン廻りとかは著者のポジショントークだと思う。
・デフレーミング自体は有用な概念だと思うけど、デジタルとフィジカルの接点をどこにどういう形で置くか、とかどういう領域に適用できてどういう領域に適用が難しいか、みたいな議論がきちんとされていないのが残念なところ。
まぁ、流し読み位で読むには悪くない本だと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?