段取り芝居稽古を太陽にほえろ!のジーパン刑事殉職シーンで再現
芝居において「段取り芝居になるな」という駄目だしはよくある
裏を返せば、段取りはとても大事だということだ
段取りがないとただ感情だけでつっぱしって演者の中だけで勝手に気持ちよく芝居している気になり、観客になにをやっているのか伝わらない
たとえば、日常で誰かに嫉妬する気持ちがあったとする
嫉妬した瞬間なんて日常でそうそうわかるものではないし、なるべく隠すものである
でもこと芝居においては、「今なにかしらの感情を抱いた」というのを観客にしっかりと見せておかないといけない場合が多々ある
その時に「今私は嫉妬の感情で芝居しました」だけでは伝わりにくい(ほぼ伝わらない)
たぶんそれが「自己満足な芝居」と言われるものだろうと思われる
嫉妬を抱いたという段を取って観客に伝える必要がある
段取り芝居になるなというのは段取りをするなということではなく、その段階を自然に持っていけるように精進せいこのタコということでもある
段取りを「そんなことするのは不自然だと思います」といって演出が要求してるのにやらない小便くさい役者がたまにいるが、それは「それを自然にこなせない君がど下手くそなだけじゃないのか?」と思ってもけして、けっして口にはしない(けど今書いた)
ほんとにうまい役者さんは超大袈裟な段取りでもしっかり押さえて自然にこなしている
それがあまりにも超自然だから段取りに見えないだけである
つらつらと演劇論めいたことを書いたが、これはあくまで前段であり、本題はおはなちゃんの動画にこじつけたかったからである
おはなちゃんが勝手にやりだした「太陽にほえろ!」のジーパン刑事の殉職シーンと思われる段取り芝居
おしまいまで読んでいただいてありがとうございます( ̄▽ ̄)