泣くんじゃなくて、泣いちゃうんだ。
最近めちゃくちゃ涙脆い。
まず、アニメや漫画を見て泣いちゃう。
この自粛期間中に見たNARUTOで最低10回は泣いたし、はじめの一歩の「間柴vs木村」の闘いに限っては、まじで何百回も見てるのに毎回泣くし、
さっきなんて、偶々通りかかった本屋さんで体操漫画のガンバFly high!を見て大号泣していた。
たぶん、近くにいた人は、僕のことを見て引いていたと思う。
そんくらい顔が濡れていた。
映画を見ても泣いちゃう。それは結構ベタな展開であっても。
テレビのドキュメント番組を見ても泣く。
最近は、ありんこが食べ物運んでいる姿でもギリ泣けるようになってきた。
元々昔から、涙脆い性格であったが、最近特にすぐに感情が高ぶって泣いてしまう。
昔は泣くことは"泣く"ことだったのに、今は泣くことは"泣いてしまう"事になっていて、止めようと思っても止まらない。
よく"歳を取ると涙もろくなる"なんて小さい頃大人たちが言ってるのを見て何故だろうと思っていたが、
今なら少しわかる気がする。
これは経験の蓄積からくる涙だと。
さっき見たガンバFly high!は高校の時、寮に置いてあったのだが、当時は泣くというより、面白いだった。
しかし、おそらく
高校時代の野球部でベンチに入れなかった挫折や、大学を経て、芸人になった僕に蓄積された経験から、以前には無い「共感」が生まれ、涙が流れているのだと思う。
特に、ガンバFly highでは、内田という選手が主人公で後輩である藤巻駿との差を感じて、もがいているシーンで泣いちゃうし、NARUTOでは、ナルトが過去の自分を回想するシーンで泣いちゃうし、はじめの一歩でも、主人公一歩の先輩の木村が負けた時のセリフで泣いちゃうという、
脇役的なキャラクターに惹かれる事が多くなり、そして、圧倒的に報われない事に対してもがいてるシーンに共感してしまう。
これは多分僕という人間が、成功体験が少ないという事に加えて、27歳という、ハザマの年齢である事もデカい!
27歳ってたぶん人生の分岐点に立っていてどっちにも行ける歳というか、一番ジタバタしているリアルな歳というか現実感が凄い。
これがキラキラとした18歳であれば、現実感ないだろうし、還暦すぎた年齢だとある程度人生の方向が決まってしまってる可能性が高くて現実というか結果すぎる。
でも、27歳ってたぶん自分という物語のエンディングがまだ読めないけど、見えてきてる、未知だけど、未知じゃない、リアルな歳だから、感情の揺れ動きが激しく、
アニメや漫画でのそういうシーンで報われないキャラクターに対して自分自身も投影して『がんばれ!!!』って思っちゃうんだと思う。
なんか、これってすごく暗くて、ネガティブな考えた方にみえるけど、決してそうではなくて、
そこには、報われないものに対しての諦めの共感もあるけど、これから変われるっていう期待感もあるっていうか、暗闇の中の光を探してる姿が眩しい、愛おしいと思う凄く温かい感情なのである。
隠の中の陽であり、
ここで流れる涙は温かいものなのである。
高校時代、当時は死ぬほど辛い経験で、どうにかなりそうだった事も、時が経てば"温かい涙"となった。
なので、辛い事や、嫌な事も、悪いことばかりでは無いなと思い、そして、悪いことでは無いと願い、
10年後に"温かい涙"を流せるようにそんな経験を増やしていきたい。
さて、
まずは、この汚すぎる部屋を片付ける事から始めようか。
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