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ともうしまう
2022年10月20日 14:11
肥溜めに入るのは慣れていたが、人を入れるのは初めてだった。がっちり抱えて逆さまに刺した。悲鳴のようなものを上げていたがどうにもならないと悟ったのか大人しくなった。肥溜めに頭を刺しているこいつは、鳴き声がうるさかったとの理由でうちの鶏をすべて殺した。悲しいかな、さっきまで一緒に飲んでいた幼馴染みだった。抱えていた手を離す。肥溜めから少し距離をとって腰を下ろし、突き出た脚を眺める。