梅澤めぐさんのサッカー体験イベントがとても良かった話

はじめまして、あるいはこんにちは。御覧いただきありがとうございます。

先日、自分の推し声優である梅澤めぐさんの『神イベ』と呼べるようなイベントに参加することができました。当時の嬉しさや感動を冷凍保存しておくために、日記のような、備忘のようなものとして、書き残してみようかと思います。
当時の雰囲気も伝わればいいなと思いつつ。よろしければお付き合いいただけますと幸いです。

イベントレポートと見せかけて大半がしょ~~~もない自分語り日記なので、イベント内容を知りたいだけであれば3章まで飛ばしていただければと思います。オタクは隙自語の化け物。

1.イベント告知から参加まで

2022年10月頭に、イベントは告知されました。その名は『il Regista!(イル レジスタ!)vol.2 ~声優 梅澤めぐがコーチに!?』。
告知動画で赤と黒のジャージを身にまとった梅澤めぐさんが、「皆さんにサッカーを教えます」と説明をされていました。

イベントページで説明を読むと、『フットサルコートで、サッカーのパス練習・シュート練習・試合をする』『梅澤さんはゲストコーチとして参加される』という記載が。

声優イベントといえば、声優がステージ上に登壇し、トークイベントを行ったり、ライブを行ったりするのが主流でしょう。そんな中で、サッカー教室と銘打つイベントとは。ある意味では、異質ともとれるイベントかと思います。
でも、とても楽しそう。梅澤めぐさんは中学の頃までサッカーに打ち込まれており、生放送などでリフティングを披露されたり、サッカー番組のナレーションをされるなど、『サッカー』というイベントコンセプトに適したお方。何より、推し声優からサッカーを教わる機会なんてまたとない機会。そう思った自分は、即参加を決意するのでした。

先着チケット制のチケットは、販売開始後数十秒で完売。自分は何とかチケットを勝ち取り、梅澤めぐさんとサッカーをする権利を手に入れることができました。
このイベントはvol.2ということですが、vol.1では小市眞琴さんをお呼びして同様のイベントを実施されていたそうです。軽く調べたところ、そのイベントがとても好評だったようで、期待も高まるばかりでした。

しかし、完全に個人的な問題ではありましたが、このイベントに参加する上で3点の課題をクリアする必要がありました。

課題(1)イベ被り

11/6(日)といえば、ライブ『ウマ娘 4th EVENT』のベルーナドーム公演Day2が予定されている日。自分は既にそのチケットを握っていたので、ドチャクソ険しいイベ被りとなりました。サッカーイベントの告知自体がイベント1か月前だったということもあり、半年前からイベントの予定が決まるようなタイプのオタクには辛いものがありました。こればっかりは仕方ないけど。

しかし冷静になって考えてみる。

サッカーイベントは調布(飛田給)開催で、16:00終演。
ウマ娘は所沢(ベルーナドーム)開催で、16:00開演。
調布→所沢は約1時間で行ける。

→つまり、ウマ娘に少しばかり遅刻すれば、イベ回しが可能(可能とは言っていない)

調布もベルーナドームも、幸いにも東京の西側に位置するので、ベルーナドームのような交通困難地(失礼)であっても比較的短時間で移動ができるのでした。
幕張から所沢のような非現実的なルートにはならなかったので、不幸中の幸いだったなと思います。

しかも後日にはなりますが、サッカーイベントの実施時間が30分早まり、15:30終演となるという奇跡が。よりイベントを回しやすくなるのでした。

ウマの連番者にはこのイベ回しに際してお手数をおかけしましたのでこの場で御礼申し上げます。 

課題(2)現場ぼっち

梅澤めぐさんの従来のイベントは、一人で参加しても全く問題のないものでした。一般的なステージ登壇型のイベントしかないため、一人でステージを見ているだけで楽しめるのです。実際、自分は梅澤さんの知り合いと呼べる知り合いは一人もおらず(名前の認知は結構していたけど)、一人で勝手にイベントに参加して一人で勝手に楽しむのがデフォルトでした。あくまでも梅澤めぐさんに♰真剣♰ですので・・・・・・

しかし今回のイベントは、サッカーをするという参加型のイベントとなります。複数人のチームスポーツであるサッカー。周りに知らない人しかいない状況で参加するには、若干ハードルが高いと思われました。

そこで人見知りワイ、これを機に重い腰を上げて梅澤めぐファンの方を知っていこうと奮起しました。この動きをしようと思えたという意味でも、またとない機会だったなと思えます。
またしても運がよかったのですが、イベント告知と同じ週に、「日曜日はオフレコ」のトークイベントで梅澤めぐさん現場に参加する機会がありました。そこではできるだけ梅澤めぐさんのファンを覚えることを目標に、フォローしている方などに可能な限り挨拶するなどしました。結果的に梅澤さんファンの方を多く知ることができて、いい機会になったなと思います。今回のイベントがもたらしてくれた“めぐりあい”に感謝です。
(梅澤さんは「梅澤めぐのめぐりあい」という個人番組を月一で放送しております。終始梅澤さんの不思議空間が広がっておりとても楽しい番組となっておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。)

課題(3)運動不足

今回のイベントはサッカーイベントです。トークイベントであれば椅子に座るだけですし、ライブイベントであっても自席で適当に多動したり跳ねたりする程度のもので、それほど激しい体力消費は(基本的には)ないかと思います。しかし、今回は本格的なスポーツ。体力消費が著しいことは間違いなく、一歩間違えれば怪我のリスクまであります。
さらに自分には、「サッカーの後にウマ娘のライブを回す」という鬼畜な行程まで待ち受けていました。

・・・さすがに、運動しなければならない。と心に誓うのでした。

コロナうず(変換ミス)なこともあり外で運動しづらい世の中。自室でわずかばかり続けていたリングフィットも今では稼働率が激落ちくん。そんな状況を打開すべく、ランニングを再開するのでした。

1か月の間に、平日も含めてそこそこの走り込みをして、それなりに体力がつけられた、ような気がします。ランニングアプリ「Runkeeper」に感謝を。
ランニング中、「トキメキは赤くて甘い/梅澤めぐ(辻野あかり)」や「Brand new!/梅澤めぐ、富田美憂、河瀬茉希」が流れた瞬間に2分/kmペースのブーストをかけたりしながら(大嘘)トレーニングに励んでいきました。

2.当日、イベント前

抱えていた3点の問題は、イベントまでの1か月の間に解消させつつ、いよいよ本番当日がやってきました。
多少の体力がついた自負はあるものの、2日前の走り込みによる筋肉痛が長引くというやらかしによって微妙な不安を抱えながら、飛田給のフットサル場に赴くのでした。

天気は気持ちの良い秋晴れ。今年の秋はしっかり「秋」を全うしているような気がします。気温のコントロールが出来るようになった令和ちゃんに感謝しつつ、東京外語大の紅葉が茂る並木道を歩きながら、フットサル場へ到着。

フットサル場では、受付後に一人ずつチームカラーと背番号が言い渡され、それに対応するゼッケンが渡されました。
学校の体育の授業でも使ったようなゼッケンをn年ぶりに見かけ、懐かしさを感じつつ更衣室へ移動しました。

更衣室に至るまでには、イベント用の動線が敷かれており、更衣室に入るために必ずトイレを通過する必要があるという面白い構造になっていました。トイレは大事ですものね。

更衣室でサッカー用の恰好に着替え、外に繰り出しました。
イベント開始時刻までは、自由に準備運動をしたり、フットサル場で簡単にボールを触ることができました。
サッカー経験ゼロワイ、このタイミングでn年ぶりにサッカーボールを触りました。事前にラントレはしてきましたが、サッカーの練習まではできなかったです・・・。本当に高校の体育の授業以来なので、久々の再会に感極まりつつ(感極まってるとは言ってない)サッカーボールと戯れ始めます。

リフティングも試してみました。梅澤めぐさんがサッカー経験者という点は既に書きましたが、リフティングもとてもお上手です。生放送やイベントで、いとも簡単なもののように、軽やかにリフティングを続ける姿を披露されていたため(しかも私服姿で)、やろうと思えば自分もやれるのでは?等と粋がるも現実は残酷。地面からサッカーボールをけり上げて浮かせた瞬間に、無情にもサッカーボールは明後日の方向へ飛び去ってしまうのでした。手でサッカーボールを持った状態からリフティングを始めても、せいぜい2~3回程度で撃沈。改めて梅澤さんのリフティングスキルの高さを思い知らされました。

その他、知り合った梅澤ファンの方々と軽くパス練習やシュート練習などもしました。知ってる方がいてよかったと思えた瞬間でした。
最初のウォーミングアップにもかかわらず、慣れない運動を続けていきなり体力ゲージを消費してしまったのが球にキズ。

3.イベント開始~準備

ウォーミングアップから比較的すぐにイベント開始の時間はやってきました。参加者が全員フットサルコートの中に集合します。またこのイベントは、イベントの観覧のみが可能な『サポーターチケット』も用意されていて、コートの端にいたサポーターの方々も共に集まります。

司会の方の簡単なご挨拶ののち、いよいよ梅澤めぐさんがご登場。イベント告知の動画でもお召しになっていた赤と黒のジャージ姿でご登場されました。
フットサルコートの中に、当たり前のように梅澤さんが存在するという状況となりました。わずか数m先で、柵やテーブル等とも隔てられていない状況だったので、距離感としても相当近かったといってよいのではないでしょうか。すでにここから不思議な感覚を覚えはじめます。

気づいたこととして、梅澤めぐさんがいつもよりも小柄に見えたような気がしました。いつもであれば、ステージ上に立たれる梅澤さんの姿を、客席に座って見上げるような形で見ることになりますが、今回はいつもと違って目線の高さに梅澤さんがいらっしゃるという点が大きいのかと思いました。
また、司会の方やサポートコーチの方も男性、参加者もほぼ男性でしたが、いつもであれば梅澤さんの周りに同じくらいの背丈の女性声優の方がいらっしゃるので、周囲の状況が違うという点もありそうです。

梅澤さんから簡単なイベントのご説明があり、さっそくイベント開始。まずは準備運動です。
準備運動といえば前屈やアキレス腱伸ばしなどの運動から始まるのが一般と思われがちですが、簡単な運動をしてから柔軟体操をしたほうが怪我防止につながるため、まずはコートを使った短い距離の往復走、八の字ランなどをしていきました。さすがしっかりとサッカーをするイベントで、カリキュラムもサッカー教室で使うようなものが取り入れられているのでしょうか。確かに陸上部でも軽くジョギングで身体を動かしてから柔軟体操していたなぁ。などと昔を懐かしむ(また隙自語)。

準備運動をするのはよいのですが、なんとその間中に、背後でずっと梅澤さんが司会者の方とマイクオンで雑談をされているのでした。ウォームアップをしながらも、背後数メートル先で推し声優が喋っているというこの状況。気になって気になって気になって×100しょうがありません(これは悪いと言っているわけではなく、ただただ素晴らしいと思っています)。
昔にサッカーをしていた頃も、今回のようなウォーミングアップをやっていたな・・・的な話をされていた記憶です。
推し声優が当たり前のように近くにいるという不思議な感覚。もうこの辺りから(今回はただ事でないイベントだ。。。)と悟るのでした。

ウォームアップの後に、柔軟体操を行いました。これは梅澤さんも一緒に行うものでした。推し声優が柔軟体操をする姿を目の前で見られるイベントも、なかなか無いといえるのではないでしょうか。

4.パス練、そしてシュート練

柔軟体操の後は、パス練習に移りました。イベント参加前に渡された4色のゼッケンの色ごとにチームを分け、チームごとにコートの四方に集まり、メンバーで交代しながらパス練習をしていくというもの。これだけであれば、ごくごく普通のサッカー練習かと思います。

しかし、簡単な説明の後、司会者の方から我々参加者へ衝撃の事実が言い渡されました。

「梅澤さんが皆さんのチームに入り、一人ずつパスをしていただきます」

会場に緊張が走る。こんなことがあるのでしょうか。推し声優とサッカーができる程度の前情報は抑えていましたが、対面で一人ずつパスをしてもらえるなんて。ジェットコースターの最初に延々と上へ登っているときのような緊張感が走り始めます。

司会者から「どこのチームから行きましょうか。梅澤さんの好きな色は何色ですか?」というお話があった後に、「水色です!」と梅澤さん。最初に水色ゼッケンのチームのもとへ向かいます。
私が身にまとっているのも、水色ゼッケン。最初に来てしまいました。水色チーム、全員ドカ沸きです。自分もテンションが上がりすぎて無限クラッピングチンパンジーモードと化した。

梅澤さんがチームの前に御降臨なされると、いったんパス練習のフォーメーションを崩し、参加者が横一列に並ぶ形に変わります。梅澤さんは一名ごとに参加者と相対してパス交換をし、横にスライドしながら全員にパスを回していくというものです。

参加者と梅澤さんが一人ずつパス交換をしていく姿を見ながら、Xデー(※自分の番が回ってくることです)を待つ。そしてその時はやってきました。

「よろしくお願いします!」と簡単に挨拶をした後に、梅澤さんからボールを受け取り、自分もボールを蹴り返す。
※夢のような時間すぎてどちらからパスを回したか忘れてしまいました。パス順あってましたっけ?????
梅澤さんは、初心者でも取りやすいような優しいボール回しをしてくださりました。自分も、できる限り丁寧に梅澤さんにボールを蹴って、ボールを渡していきます。
この一瞬のひと時を自分は忘れることはないでしょう。推し声優とサッカーボールのパス交換をする機会なんて、今後の人生であるものかわかりません。推し声優とパス交換をする以前を紀元前、それ以後を紀元後と呼ぶべきなのかもしれません。
ボールを通して『推しとコミュニケーションをとる』という意味ではお渡し会の感覚に似ているのかもしれませんが、接近イベントにそこそこ慣れている自分からしても今回の経験は新鮮味と感動、多幸感がものすごく、何物にも代えがたいものがありました。
本当にすごいイベントに来てしまった、と痛感するばかりです。

それもつかの間、サポートコーチの方からとんでもない言葉が出てきます。
「時間があれば梅澤さんともう一周パスができるかもしれません」
マ?1回だけでこの多幸感、立て続けに2回も味わえるんですか?
淡い期待を抱きながら、参加者同士でパス練習を続けていくと、その宣言どおり2回目のおふれが下りてきました。

梅澤さん、2週目に来られた際は軽くサポートコーチの方とお話をしながらパスをされるというリラックスぶりを見せられていました。梅澤さんは、当初参加者に初心者の方が多いと伺っていたのに、意外と皆さんサッカーができるように見えたようで、「みんなサッカーできますね、嘘つきですね~笑」など戯れつつパス回しをされていました。
自分の番はというと、そういった話をサポートコーチの方とされながらパスを回していただきましたので、お話を聞いている間に一瞬でパス交換が終わってしまいました。これもまた一興です。

パス練が終わり、小休憩に入ります。梅澤さんとパス練をしてしまったという事実を改めて認識し、足が震えるようなひとときを過ごしていました。
小休憩、と言っていますが、梅澤さんはずっとフットサルコートに残っていらっしゃいます。わけがわかりません、休憩とは??????

小休憩(?)を終え、続いてシュート練習に入ります。
プレイヤーとキーパーに役割を分け、プレイヤーがドリブルからのシュートを決めて、キーパーがガードする、というオーソドックスな練習です。

ここでも、梅澤さんがサポーターとして練習に混ざっていただくこととなります。
梅澤さんが御降臨なされた際には、プレイヤーのシュートの流れが変わります。『①プレイヤーが梅澤さんにパス』→『②梅澤さんがプレイヤーにアシストパス』→『③プレイヤーがシュート』の流れで、シュートをすることとなります。
またしても梅澤さんと相対する機会ですが、今回はちょっと技巧的なところも求められるので難易度が上がります。

こともあろうか、初手が自分でした。
梅澤さんへのパス後のアシストパスについては、事前にパスの方向を左右どちらかで申告することになっているのですが、最初ということもあって自分は方向を事前申告せずにパスを回してしまう痛恨のミス(完全にテンパってた)。仕切り直して、再度梅澤さんにパスを回します。

この練習のすごいところなのですが、梅澤さんがプレイヤーにアシストパスをしてからプレイヤーがシュートするタイミングで、梅澤さんが超至近距離にいらっしゃるのです。お渡し会などの機会がなければ絶対にない距離感だと思うのですが、サッカーをしながらもそのような至近距離にいるという点に、より新鮮味を感じました。俺は本当に声優さんとサッカー練習をしていたのか?いや、確かに練習をしていたのだ・・・という不思議な感覚に襲われるなどしました。

多幸感もさることながら、不思議な感覚を覚えたシュート練。
なにやら別コートに梅澤さんが出向いていたときに、梅澤さん自身のシュートの披露もあったようなのですが、自分は普通にシュート練習の最中でそこまで目線がいかずでした。
練習中も時折梅澤さんの所在は目で追いつつ、練習のときは全力でボールと向き合う必要があり、その塩梅が難しかったです。塩梅を間違えて「梅澤めぐ」が「塩澤めぐ」にならないように気を付けたいですね。

5.試合、キックオフ

シュート練の後は、再び小休憩にならない小休憩(※梅澤めぐさんはコートにいる)を経て、ついに試合開始です。
フットサル場は小さなコートが3面並んだサイズ感なのですが、試合の際は3面丸ごと広い1面のコートとして使い、8vs8で試合をしました。
イベント開始時は、3面ある小さなコートで少人数の試合をするものかと思っていたのですが、本当にがっつりサッカーをするということで、体力の消費が膨大となりうることを認識するのでした。

梅澤さんは、選手入場の際の名前読み上げと実況をされていました。

選手入場は、いったんコートの外にプレイヤーが待機して、梅澤さんから名前が呼ばれたらコートの中に入場していく、という流れで行われました。
推しに名前を呼ばれるという機会も(自分は)それほどなかったので、梅澤さんから名前を呼ばれた瞬間に張り切ってクソデカ大声で返事をするなどしてみました。
今回、野外のスポーツイベントということでそれなりに周囲との距離感が離れていることもあり、声出しにも比較的寛容だった印象です。運動中に必要に応じてマスクを外すことも認められていました。久しぶりにオタクの声を聞いたり、マスクを外したオタクを見かける現場になったような気がします。

試合開始です。試合はハーフタイム(他チームの試合)をはさみ7分×2(でしたっけ?時間は忘れました・・・)で行われます。
試合中はとにかく走った記憶があります。梅澤さんの実況にも耳を傾けたいところでしたが、これはサッカー、真剣勝負です。あくまでもサッカーを楽しむという目的は見失わなず、目の前の球に集中します。

試合中は、時折サポートコーチの方などからのアドバイスもいただいたりして、できるだけ参加者が楽しくサッカーできるように配慮されているなと思いました。「激しい接触は怪我の元なので、できるだけほかの人と距離をとってパスをつないでいくことを意識するとよい」といった具合です。初心者の自分は、パスが全くうまい具合に拾えず蹴れず、シュートもスカってしまったりと中々ふがいないプレーになってしまった感はあります(何度かぶつかったりもしてしまったので申し訳なさもあり)。とはいえ、トレーニングの成果もあって走れるだけ走れたし、少しばかりボールにも触れたので、楽しく試合できたと思っています。

梅澤さんの実況はというと、時折ナイスプレーをした人を褒められていたり、目立つプレーをされた方を紹介されていたりというもので、試合中といえどその実況は聞き逃せないものばかり。サッカーボールを追いかけつつ、実況に耳を傾けるという高等テクが求められました。

シュートを決めた方が梅澤さんの目の前でパフォーマンスできる権利を得られたりもしました。今回は2度シュートが決まる場面があったのですが、そのうち1回は何とオウンゴールで、やってしまった方が全力で梅澤さんに謝罪パフォーマンスをするという一幕も見られました。

ある時には一度、梅澤さんの実況席めがけて強烈なボールが飛んできたことがあり(ネットがあったので無事ではありましたが)、梅澤さんはかなりお怒りのようすでした。笑

そして鮮明に残っている記憶なのですが、自分が走ってるときに一度バランスを崩して転んでしまう局面がありました。その際に、梅澤さんが名指して私を心配してくださったのです。自分はすぐに「大丈夫です!」と叫び、特に怪我もなく終えられたのですが、何よりそのお言葉が嬉しく、嬉しかったです・・・。本当に嬉嬉嬉嬉嬉しかったですね。

また、一度相手チームに怪我人が出てしまったことがあったのですが、その代役としてなんと梅澤さんのマネージャーさんが試合に参戦。推し声優のマネージャーさんとサッカーをするというわけのわからない実績まで解除してしまいました。関係者まで巻き込むイベント、すごいです。
マネージャーさんはこういう催しがあったときに積極的に参加してくれるみたいな話を梅澤さんがされていた記憶があるのですが、マネージャーさんと試合しているという事実が面白すぎてそんな話もまともに聞けていませんでした。

サポーターチケットの方々についてですが、プレイヤーと同じように試合前に梅澤さんから一人ずつ名前を呼んでいただいていました。
さらに、試合中には梅澤さんの実況を後ろから見守ることができ、これがかなり近い位置で見られるという役得ポジ。実況を集中して聴けるということもあり、サポーター参加も非常に楽しそうだと思いました。

いろいろなことがありつつも試合終了。梅澤さんの実況を聞きながらサッカーをするという点、自分たちのプレーが思いっきり梅澤さんに見られるという点からして、またしてもものすごい現場に居合わせたなぁ、、、と実感します。
梅澤さんご本人からしても、ファンの人達がサッカーをする光景を見ることなんてまたとない機会なのではないでしょうか。

今はこんな感想を並べ立てていますが、当時はサッカーの試合を終えた後の疲労感でヘロヘロでまぁそれどころではなかったですw

6.PK戦~イベント終了

試合後は小休憩(小休憩とは言ってない)の後、「チャレンジコーナー」というコーナーが始まりました。まだまだイベントは終わりません。

このコーナーはなんと、梅澤さんと参加者によるPK戦です。梅澤さんがシュートをして、参加者がガードする。これを人数分、約30回繰り返すというものになります。

梅澤さんは、これまでパス練やシュート練などでラフな形でボールを蹴られていましたが、今回はガチ真剣球蹴り勝負。ついに梅澤さんの実力が問われることとなります。

梅澤さんのシュートですが、小さな構えから非常に強力かつ的確なシュートを決められており、その技術力にただただ驚かされました。はじめからバチバチにゴールを決めてくるのですが、回数を重ねるごとにその精度もどんどん上がっていたような気がします。
球速もさることながら、「キーパーが取れそうで取れない」ポイントへ的確に飛んでいく。
そんなキレキレのシュートを決めておきながらも、ゴールが決まるととても嬉しそうに飛び跳ねる姿が見られたりもして、そのギャップも非常に印象的でした。

自分もキーパーとして梅澤さんと対戦よろしくお願いしましたが、梅澤さんが球を蹴り上げた瞬間、瞬く間に球がゴールへ吸い込まれていき、あっけなくゴールを許してしまいました。

正確には数えていなかったですが、半分以上はゴールを決められていたのではないでしょうか?改めて、梅澤さんの実力を思い知らされました。
梅澤さんは球を蹴ったのが久しぶりとおっしゃってましたが、のちに司会役の方が「ボールの芯をとらえたシュートだ」と評されており、ブランクがありつつも身体ではしっかりと覚えていたのかな、と思わされます。

サポーターチケットの方は、ゴール裏のポジションで梅澤さんのシュートを見守る方がいたりと、梅澤さんの蹴った球の威力を間近で見ることができている様子で、これもとても楽しそうでした。

最後に梅澤さんの実力を間近で感じられたところで、サッカーのプログラムとしてはすべて終了。総じて、参加者としては相当な運動量のイベントでしたが、梅澤さんもここまでパス練・シュート練に参加いただいた上で、約30回のPK戦をするという、かなりの運動量だったのではないかと思います。お疲れ様と言いたいところです。

最後にプレゼント会と総括(トークコーナー)が行われました。

プレゼント会は、サイン入りシューズ袋をかけたじゃんけん大会でした。サポーターチケットの方も含めて全員で戦いました。自分は惜しいところまで残れたりもしたのですが、結局何の成果も得られず。

じゃんけん大会は何度か続き、ラストバトルでは司会者の方が「梅澤さんのサインが欲しいかー?」と煽ると、オタクが「ウォー--!!(クソデカ大声)」と絶叫するという熱い(?)一幕も。
梅澤さんは「怖い!」とのリアクションでしたが、言われてみれば、コロナ禍以降に声優になられた梅澤めぐさん。参加者がイベントで大絶叫する光景をほとんど見られていなかったかと思うので、驚かれるのも無理はないのではないでしょうか。
このような盛り上がりもすごく久しぶりだなと思いましたし、少しづつそういったものも復活していくといいですね。

総括(トークコーナー)では、司会者と梅澤さんでこれまでのサッカー遍歴のお話などをされていました。梅澤さんがいつからサッカーを始め、何がきっかけでやめたのか。その後声優になるまでのいきさつについてもお話いただきました。
声優になるきっかけが水瀬いのりさん(レム)という話は何度か聞いていますが、元水瀬いのりオタクとしては聞かされるたびにブチ上がるものが御座います。
サッカーをやめた理由が『表の理由』と『裏の理由』で二つありましたが、裏の理由はどこかで話されていたのか・・・?自分は勉強不足だったので初耳だったかもしれません。具体的な内容は書いてよいかわからないので伏せておきますが。

時間があったので、梅澤さんの普段の活動(梅澤めぐのめぐりあいの話)や、趣味・特技である『お悩み相談』の話にもなりました。
梅澤さんが論文を書くなら?という話があり、「“人”について書きたい」と仰っていたのがなんとも梅澤さんらしい。
梅澤さんが飼われている、一度も写真を公開していない猫の話も出てきたりしました。私は梅澤めぐさんの猫はシュレディンガーの猫のようなものだと勝手に思っているのですが、飼い猫を全く見せないという方針にも、梅澤さんなりのポリシがあるのだなと思わされるようなお話が聞けてよかったです。

こうして名残惜しくも、イベントは幕を閉じました。

私はボロボロの脚を引きずりながら、スピードCパワーCスタミナCの状態でウマ娘のライブに向かうのでした。余韻に浸りたいところではあったのですが、ウマのライブも良いものだったので総じて良い一日になったなと思います。
ちなみに脚の筋肉痛はイベントから3日経った今でもじんわりと続いています。

7.おわりに

改めて振り返ってみても、自分がイベントに参加する中でまったく経験しえなかったことがこれほどまでに経験できるイベントは今までありませんでした。推しの良い面や凄い面を間近で見ることができた点でも収穫は大きかったですし、何より単純に、身体を動かしていい汗をかき、とても楽しくサッカーすることができました。満足度の高いイベントに参加できたことを、とてもうれしく思っています。

梅澤めぐさんのイベントにはほぼ全て参加してきましたが、間違いなくその中で一番良かったイベントと言えるでしょうし、今後これを超えるイベントがあるものか否か・・・2回目もあったらいいですね。チケ取りが恐ろしいですが。

あわよくば、こういった活動が梅澤めぐさんの作品出演に繋がればいいなと思います。ここまでしっかりサッカーができる女性声優さんもそう多くはないでしょうし、サッカー系の媒体や作品へのご出演があればいいなぁ・・・と思う次第です。

そして、他の声優さんでもこのような参加者体験型のイベントがあれば楽しいだろうなと思います。スポーツが得意な声優のスポーツ系イベントなどあれば絶対に楽しいでしょうし。直近では、某農業好き声優さんの農業体験イベントの情報なんかも出ていたりして、これもまた楽しそうです。今後もこの世にユニークで楽しいイベントが溢れることを祈っています。

今回、このような楽しいイベントを企画・運営してくださった方々、そしてご出演いただいた梅澤めぐさんに多大なる感謝の気持ちを述べ、末筆とさせていただきます。

水色ゼッケン6番でした。ありがとうございました。

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