「ない」の不思議

「ない」を考えることは、「ある」を考えることに等しい。「ある」が「ない」からである。「ない」が「ある」と言うことはできない。〜が「ある」ということは「〜」の存在を前提としており「ない」はその前提となり得ないからである。したがって、「ない」は「ある」に対しての「ない」ということになる。でも言葉の上では「ない」を言葉の存在として「ある」ということができてしまう。

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