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マリノススタイル

7日 川崎戦
私とケビィンのバースデーに誕生日プレゼントはなかった。

一緒に観戦した翌日誕生日の川崎サポーターには最高の前祝いになった。

さまざまなな事があり、アディショナルタイムは8分。

酷暑の中、王者フロンターレと首位マリノスの激しい闘いで、両チームの選手は頭も身体も疲労困憊だっただろう。

結果は足を攣ったジジェウの劇的はゴールでマリノスは勝点を落としてしまったわけだ。

現状の勝点や対戦相手を考えれば、アディショナルタイム8分で、引き分けでの勝点1と差が縮まらない事を優先するのは、フットボールでは【当たり前】の事だ。

だが、マリノスは【当たり前】を選択しない。

それは前監督がタイトルを取る前から貫かれている現在の【マリノススタイル】とも言える姿。

それでタイトルを獲った。
誇らしく、強く、アグレッシブで観るものを魅了するフットボールで勝ち得た称号だった。

もちろんサポーターでも、賛否両論はあるだろう。
幼稚なフットボールと言われれば、完全否定はできないかもしれない。

シーズンでの勝点でのマネジメントに失敗して、最後にフロンターレにタイトルを明け渡したシーズンもあった…

メンバーは変わった。
監督も変わり、スタイルは激変したが、サポーターもクラブも対川崎には特別な感情はあったのは言うまでもない。

サポーターはアウェイにもかかわらずコレオで選手を鼓舞した。

クラブ、スタッフ、選手は
『笛がなるまで、攻め続け相手を圧倒して勝利する。』という気持ちで統一されている。
それが現状の【マリノススタイル】だと私は考えている。

そのスタイルを優勝争いのターニングポイントにもなるであろう王者との試合に崩したら、これからマリノスは今まで通り闘えるのだろうか?

精神的な綻びが生まれてはしないだろうか?

私はそちらの方を恐れてしまう。

タイトルを獲ることは熱望している。
仮にタイトルを獲れなかった時に、【マリノススタイル】を嘆くか…

正直なところ、嘆いてしまうかもしれない。それは私の弱さだろし、ピッチに立たないものだからだと信じたい。

マリノスのクラブ、スタッフ、選手は私のように弱くない。

『美しく勝利せよ』
クライフが掲げた言葉は強いからこそだ。

【マリノススタイル】はそれに挑戦しているクラブ。

クラブの強さを信じ、シーズンの最後に喜田と宮市がシャーレを掲げる日を信じ続ける。

勇猛果敢に攻め続け、勝利を掴み取れ!

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