志村麦穂

しがない置物から、新米ペーペー書店員にクラスチェンジ。 気ままに小説を書いたり、本の感…

志村麦穂

しがない置物から、新米ペーペー書店員にクラスチェンジ。 気ままに小説を書いたり、本の感想を述べたりなどします。

最近の記事

本の感想したい vol.3 本屋大賞編

あっちゅう間に4月が過ぎ去りました…… このままでは五月病を覚える間もなく、夏を迎えそうです。 すっかり旬が遅くなった気がしますが、本屋大賞の記事になります。 今回が投票初参加となったのですが、 コメント採用されたりして楽しさの風味は味わいました。 私が一次で投票した作品はかすりもしなかったんですが。 そんなことはいいんです。 ちょっとでも読んでみるひとが増えればいいな〜ということで、 vol.3は本屋大賞の各部門の受賞作の感想でも! 第21回本屋大賞の結果はこちらから

    • 本の感想したい vol.2

      前回の本の紹介記事から、間が開いてしまいました… サボっていたわけではないです。けっして。 流れで担当をもったり、公募に送ったり(間に合わなかったり)、 色々ありました。 ですので、今回はその間に溜まっていた読了済みの本をまとめて紹介したいと思います。 『ミノタウロス現象』 潮谷験 メフィスト賞受賞者の潮谷験さんの最新作。 まず、アイデアがぶっ飛んでいる。 初っ端に暴れる牛に吹き飛ばされるかの如き、奇想天外設定! それらの奇想天外が、上手に社会に組み込まれていくのが作

      • お菓子の家のゆめみたい

        「天使の姿をみたいと思わない?」  その話を持ちかけられたとき、考えられる頭じゃなかった。差し出された手が、誰のどんな思惑でも掴んでしまっただろう。殺してあげるといわれたとしても、そんなに楽なことはないと喜び勇んで飛びついたはずだ。  私は布団で寝ている。ガスコンロがある。電気はついていない。冷蔵庫は空っぽだ。拾った千円札がある。貯金はない。10日には10万もらったのに口座は空っぽだ。部屋の隅には食玩が山になっている。お菓子は食べられないからいつも捨ててしまう。  はずれ。

        • 本の感想したい vol.1 『最後の三角形』

          軽はずみの近況ご縁がありまして、某県某所の某書店で新米として働き始めました。 時給【検閲済み】円のパートさんです。 こんにちは、ぺーぺー。接客トーシロです。 今まで虚空にむけて文字を書いていましたが、本は人間が買っているのだとはじめて知りました。お客には数字や妄想ではなく、実体があったようです。紙の本、買ってるひといるじゃん(俺も)。 誰かに届けるための物語。 そういうものが書ける人間に……そういう話はどうでもいいですね。 本の感想したい欲があります…… 自己責任で

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