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YouTubeで視聴できる好きなMV12選(邦楽編)

おひさしぶりです。

今回は、YouTubeで視聴することができる、わたしが好きなMV(ミュージック・ビデオ)を12本選びました。選んだのです。




永江孝志 『イミテーション・イエロー』

タイトルにある「黄色のイミテーション」が何を意味するのか。明かされることは一切ないのだが、下に出る歌詞の横に鳥がいるんです。「歌詞の横に鳥がいたほうが可愛くないですか?」と思った人間がいる。それだけで救われる気持ちになります。演技に若干の恥じらいが出ている女学生役の人たちも見どころのひとつ。もう少しやる気だして!




羅針盤 『永遠のうた』

犬のかがやきさんの名前は犬の毛に夕日が反射して犬がかがやいていたことに由来するらしい。では、それ以外はどうだったのか。犬は輝いていたけど、それ以外の万物は輝いていなかったのか。何も特別ではないと気がつくこと。永遠があるとすれば誰も見ていないありふれた場所に隠れているのではないでしょうか。そんな気づきがありました。




OORUTAICHI 『燃えるひみつ feat.キセル』

脳をゆさぶる謎のカット群とダウナー極まるオオルタイチ&キセル辻村兄弟のゆらゆらとした動き。B面『FUTURELINA』のMV(このアニメもめちゃすごい)をみるとロケットでとびだすシーンが繰り返し出てくるので、前段なんらかの別離か旅立ちの唄かも知れないと考えるようになったけど、それにしても映像が伴ってなさすぎ!最高!




mmm 『無題』

脳をゆさぶる謎のカット群 その2。自分はこれを上記『燃えるひみつ』とは腹ちがいの兄弟だと勝手に信じていて、実際作った人間もちがう筈なのだけど、シンクロニシティ的な引力を抜群に感じます。最後にミーマイモー本人が生中を無言で飲んでいるのもすごく良い。生中を無言で飲んだあとスパッと人生を終えるのも悪くないのでは、とさえ思う。




スピッツ 『遙か』

人類には生来、欲望の十五番目くらいに「うずまきに何かが飲み込まれるのを見たい欲」が備わっているという前提で話をすると、あまりにも欲望に忠実すぎる映像じゃないか!と騒ぎたくなります。二十年くらい前に東京タワーで見た錯視かトリック・アートの常設展示でうずまきがひたすら電動でグルグルするやつが妙に記憶に残っているんですが、まだあるんだろうか。




柴田聡子 『ぼくめつ』

柴田聡子の唄には必ずと言っていいほど死の影がひそんでいる説をずっと推していて、うつろな表情で松明をかかげながら「オリンピックなんてなくなったらいいのにね」とか囁かれると本当にゾクゾクします。その冷静で野蛮なまなざしのまま万博の木製リングも燃やしたってください。おたのみ申します。




OMSB 『大衆』

自分自身が異常に内向的な割りに、内向きだった視点が徐々に外側へ向かっていく構成のストーリーがめちゃくちゃ好きです。古いけど中村一義の『金字塔』とか全然好き。OMSBさんは面構えというか表情に気持ちの強さだけじゃなく人に対するやさしさが見え隠れする気になるラッパーです。モノクロ映像に目が行きがちだけど文字の入れ方にも少なからずこだわりを感じる。格好いいっす。




Soakubeats 『Elaiza feat.徳利』

個人的に日本の三大・望月ミネタロウ顔のひとりが博多のナポレオンダイナマイトこと徳利さんの若い頃だと思っていて(残りふたりは高畑充希とはんにゃ金田)、特にこの頃の徳利さんは全盛期の鳥肌実にも匹敵する艶っぽさがムンムンに溢れていて猥褻。ギリモザ推奨です。




片想い 『Party Kills Me (パーティーに殺される! )』

ハッチ・ポッチ・ステーション』で育った世代なので、単純にパペット達がわちゃわちゃするのをみてるだけでも超楽しい訳ですが、こんなにも前向きな「死にそうだよ〜」は他で聴いたことがない。謎にハートフルな『踊る理由』のライブ映像とあわせて死ぬほど視聴しています。




工藤冬里 『今夜はブギー・バック』

工藤冬里のうたごころを以ってすれば今夜はブギー・バック程度なら独力でも余裕で成立させられる事実に驚く。というかこれはライブなの、カラオケなの、どういう状況なの。ともかく、「おねがい!マスカット」から「静かにしてくれマスカット」まで行ったのは人類の大きな進歩だと思います。




大江慎也 『GO FOR THE PARTY』

身も心もボロボロになった後、それでも大江さんと同じように元気にロックが唄えるか否か。皆さんもこのMVを視聴して、もう一度よく考えてみてください。




高橋翔 『ルネサンス』

高橋翔は誰が何と言おうとロックスターなんだ。黒がとてもよく似合っている。





プレイリストにまとめました。

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