花糸ナデコ

私は撮る。 彼は、それが嫌いみたい。

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同性(女)を撮る。

私は、女を撮ることが多い。 同性だから「あなたの写真を撮りたい」とオファーを出しやすいという側面が一番大きかもしれないが、女性特有の身体性、やわらかさ、曲線美というものは、男性のそれとは一線を画していると思っている。 女性は、人生のいくつかのタイミングで自身の身体と正面から向き合わなければいけない時がある。それは女性の人生のタイミングと言っても違わないだろう。 結婚、出産、あるいは肌の調子が著しく変化する20代なかば、そして歳の区切りとしての30歳という境目。 私もそ

    • 私は撮る。彼は、それが嫌いみたい。

      彼との付き合いはもう3年だ。 「3年という月日は長いか短いか」と言えば、私にとっては長い。もう20代も後半に差し掛かっている。所謂結婚という文脈で捉えるならば、”年頃の女”というのは、まさに私に違いない。 彼が結婚の意思がないわけではない、むしろ私よりも真剣に考えている。なんたって私より先に『ゼクシィ』を買ってきたのだから。 そうそう、私達は今同棲している。それも1年程度。お互いに結婚を意識した同棲というやつだ。 同棲生活が順調かどうかと聞かれれば順調と答える私だが、

    同性(女)を撮る。

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