銀杏BOYZとわたし

14歳のときに銀杏BOYZにであって。きっかけはTikTokかな、それともクリープハイプの援助交際からかな。たぶん後者だ。原曲があるってことをしって、YouTubeで調べてMVをみた。空気階段が好きで(小6ぐらいから好きなんです、なんでなんだろ好きな理由はよく分かんないけどさっ ネタパレでみたのが印象的だったので覚えてたし、好きだった)うお!もぐらだー!若!みたいな感想もあったけど、なにより思ったのがここで圧迫死できたらどれだけ幸せだろうとおもって。

銀杏のライブにきてる、MVに出てくるお客さんみんなすっごくとっても死ぬほど幸せそうでびっくりした。さいしょ、「パンク・ロックなんて〜」と思ってて。なんでこんなうるさいの好きなんだよおーと不思議だったんだけど、そこからなりやまなくて。でも最初はRe:Re:Loveとか、VOIDとか、大森靖子のパンクっぽいのを聴いてて、でもそれがパンクだってわかんなくて。色々聴いて、良さにどんどんのめり込んでいったのさー。

話が脱線しちゃった。
そして初めて銀杏のバンドセットをみれる!ってなって、申し込みした時チキって指定席をとっちゃったの。ライブ始まった瞬間に後悔したね。ダイバーがすごくて!たのしそうで。後ろのほうでみてる男の人が、ぴょんぴょんはねて、そして前の方へと人の上を転がってる姿をみて、わたしはなんのためにここに来てるんだ!と悔しかった。ここで感情にまかせてダイブするんだろ?ひとの波に揉まれてきぜつ、するんだろ!?と。次こそリベンジしたい〜〜!でもこれで生きるりゆうがすこし、できた。

峯田さんがでてきて、歌い始めなくてもなみだがでてきた。不思議だよね、初めて大森靖子みた時もこうなった。クッソ辛くてしにたくてしかたなくて、(いまもだけど)そんな時に寄り添ってくれた音楽だから、いやなことすきだったことキラキラしてたこと、イライラしたことぜーんぶ音楽と生きてきてきたから。

隣のママと同い年ぐらいの貴婦人が、ハンカチーフを握りしめてないてた。泣いてたんだ。ひたすらなみだをながしてて、堪えずに、真っ直ぐ峯田さんの方を向いて、その姿をみてわたしももらい泣きしちゃった。
こういう大人になりたいなって思ったよ。
いちばん音楽に、曲に向き合ってるひとだなあとおもった。
そして、何年経っても峯田さんは色んな人の心を救ってくれるひとなんだと思って。
峯田さんがマイクを頭にぶつけて出たあの鈍い音とか、マイクを食べちゃってうわあああってなってる声とか、ダイバーを心配する姿とか、(やさしいこころが見え隠れしてるね)命懸けの、命のライブをみて、終わったあと色んなこと考えた。

このライブで生きのびたひととか、MCで絶対に生きてくださいと言い切っていたのを聞いて、ね。これから生き延びようとおもったひととか、いっぱいいて、私もそのうちのひとりで、「なにものにもなれない僕たち」だけどさ、音楽聴いてる時だけ忘れるんだあ情けなくても生きてる!って感じするんだ 在り来りだけどそうなんだ

人に誇るための、どれだけマイナーなものを知ってるかみたいなマウントをとるためのものじゃないの 自分がどれだけ縋れるか たいせつか まもりたいものか ってことだよ  

音楽が永遠でありますように。心から。

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