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難航した病院探し

私の妊娠が発覚したのはお腹のベビーが6週間を迎える頃だった。
心拍を確認してからすぐに行ったのは、大学病院の予約である。
大学病院ってすぐ予約取れないとは思っていたが、
第一候補の病院は新規の人は「週のこの日にきて予約なしで早い者勝ち」というシステムであった。

旦那の休みをその診療日に合わせてもらい2人でタクシーに乗り込み、病院が開く30分前に病院に到着して待っていた。
事前に調べたところ早く行かないとすっごい待つとのことだったので、そのレビューを信じて早くいき、病院内のカフェでジュースを飲みつつ、つわりの辛さを紛らわし、オープンと同時に書類を提出し、「3」の番号をゲットした。

案内通りに産婦人科の前の待合スペースで待っていた私たち。
2時間くらいかなぁ...なんて思っていたが、2時間がすぎ、4時間すぎ、5時間目でようやく「3」の番号がディスプレイに現れた。

5時間もあったら仕事でも持ってきたのに...
旦那はパソコンをいつでも持ち歩いているので、普通に仕事していたが、私は全然そんなこと考えてもおらず、つわりを誤魔化しつつスマホで地味に病院のレビューや第一候補がダメだった場合の病院のリサーチをしてたが、それも限界があるわけで...
本当にとても暇な時間を過ごした...

そこからさらに40分ほど中の待合室で私1人で待ち、ようやく先生とご対面。
行ったことは紹介状をもらった時と同じようなことで、ここでもエコーを行いつつ私の希望を聞かれました。

もちろん希望としては何かあった時にすぐ対応してくれる大学病院がいいので、こちらで産みたいという話をしたら

「ここはもう予定月の無痛分娩の枠も普通分娩もいっぱいですね。普通ならもっと早く予約するんですよ。」(この時点で3月初旬)

….え?

世の中のプレママさんたちってエスパーなの...?
どんだけ早くから調べて病院予約しているのか...?
出産した今も謎である。

「こちらでは無理なので、紹介状を書きます。どこがいいですか?まあ、無痛だともう難しいと思いますけどね。この時点では。普通分娩で行けるところも視野に入れてみては?」

と、なかなか突き放した感じで先生が言ってきたのを私は一生忘れない。
5時間待って、つわり中一生懸命調べて、予約して、そんなこと言う?
(これが普通なら、少子化の原因はこういうところにもあると思う。)

ちなみに、このあとエコー写真もらって、大体の予定日を教えてもらい、紹介状をいただき、会計でまた1時間半待ってからようやく帰路につけましたが、なんともモヤモヤする大学病院の対応だった。

大学病院での帰り道、旦那と駅までの道を歩きながら、先生に言われたことを再度思い出しながら、どうするか話し合った。

家から一番近い大学病院では無理とのことなので、他を探す。

旦那の意見としては
・私が納得する方法で産んでほしいのでお金がかかっても大丈夫。
・何かあった時怖いからなるべく何があっても対応できる病院がいい。
・見つからなかったら県外に出てもいいのでは?
・最悪アメリカに帰る手続きも調べよう

と、言ってくれました。

家に帰ってからは紹介状をいただいた病院に電話をし、予約をした。
予約ができたのが2週間後...
ここでも再度無理と言われそうな感じが電話からしたので、
同じことを繰り返さないように都内の無痛分娩を扱っている病院に電話をし続けた。

ちなみに電話では「検診を受けてからじゃないと分娩の予約ができないし、今現在予約がほぼ埋まっている」と言われた。

電話を何回かかけてみたが、病院はほぼ予約が埋まっているとの返答しかくれなかった。

いよいよ次の大学病院で無理なら県外で産むしかないのかなぁと思いつつ、日本の少子化ってこう言うところで妊婦が「産みにくい」って感じるから第二子、第三子って続かないのでは...?と思いながら電話をしていった。

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