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シン・世界秩序ヲ阻止セヨ(文明サイクル)

オープニング

 現代の魔女、霜月やよいさんは「円は周期性を象徴するに最も適した図形であり、円周率は周期性を計算する上で欠かせない智慧」としています。これらはすべてフラクタルになっているので、人生も「螺旋」を描くように一定の「周期性」で成り立っています。

 当然、私たちが生活する地球環境や宇宙も同様のことがいえます。現在、私たちが置かれている状況を一緒にチェックしていきましょう。



第1章:16世紀のヨーロッパ

 16世紀に到来した「水の時代」は、その名に相応しく大航海時代を迎えていました。日本の戦国時代も同様に「群雄割拠」「民衆蜂起」が起こりました。市民の意識革命に「宗教」「重税」が関係しているのも重要なポイントです。

 そして、星読みのスペシャリストである佐山みはるさんが、大航海時代の変遷を3部作に分けてアップしているので目を通して理解を深めていただけたらと思います。歴史が苦手な方や前提知識がない方でもわかりやすくまとめられているのでオススメです。

大航海時代(冒険)

・探検・探索事業がメイン
・ポルトガル:アフリカ大陸廻りルートを開拓
・スペイン:西廻り航路を開拓

大航海時代(植民地化)

・貿易圏の拡大と略奪・征服が目的
・貿易港と南米大陸、東南アジアの植民地化
・香辛料、金・銀などを独占

大航海時代(中央集権化)

・覇権争い終結による大航海時代の終焉
・強力な国王を中心とした「絶対王政」の確立
・植民地のキリスト教化と奴隷制の確立

 ↓の記事は、カトリックとプロテスタント間で40年近く続いたフランスのユグノー戦争を終結させ、欽定訳聖書(KJV)を読み解いた未来予測において、非常に重要な年である1589年にブルボン朝の最初の王となった「アンリ四世」の生涯を前半と後半に分けて追っています。

「カスタ(血統)」「宗教」によるフランスの内部紛争から現代に至るプロセスを、フランス在住の愛さんが現地の情報を踏まえながらまとめています。特に現代につながる「カスタ」は必見です。

 そして、アンリ四世の血筋は、今後の未来予測の上で『欽定訳聖書』と同様、重要な「シナリオ」を秘めています。興味のある方は有料記事ですが、ぜひご一読ください。

 "機"を掴むには否応にもまずは"危"を乗り越えなければいけません。そして乗り越えるためには過去から現在、未来まで一つの線で繋がっている大きな本流の流れを知る必要があります。
 それは、過去から未来に向けて一直線に伸びている大きな流れの中で歩むべき道を誤らないためにです。

愛と真実の翻訳メディア


第2章:16世紀の日本

 戦国時代のパワーバランスを大きく変えたのが「鉄砲」「キリスト教」の伝来ではないかと思います。この二つを同時に受け入れたのが「島津家」です。

 13世紀末の元寇以降、大陸との正式な国交は結ばれず、「倭寇」と呼ばれる海賊が活躍しました。薩摩半島は倭寇の拠点となり、中国や朝鮮にも知られていました。つまり、島津家は薩摩の倭寇の主として坊津を基地とする海賊衆を束ねていた豪族です。

 ↑は鹿児島公式サイトの画像ですが「ポルトガル人から伝授されたとされる」と記述されています。この偶然を装った「伝来方法」に違和感を持ち、調べた結果

↑のようにポルトガル人を乗せた中国船の積荷に「鉄砲」があったことになっています。「鉄砲伝来」は諸説あるので、割愛して上記に登場する「薩摩のヤジロー」に注目します。



ヤジロー(弥次郎)

左:ヤジロー
中央:フランシスコ・ザビエル
右:ベルナルド

 ヤジローは、ルイス・フロイスの『日本史』では八幡(海賊)だったと書かれており、海賊や貿易など海に関わる仕事だったと考えられています。

 彼自身やザビエルの書簡によれば、若い頃に殺人を犯し、薩摩や大隅に来航していたポルトガル船に乗って、マレー半島にあったイエズス会の拠点であるマラッカに逃れました。

 その時、過去の罪を告白するためにフランシスコ・ザビエルを訪ねたことがきっかけで、同氏の通訳や神(デウス)概念や聖句などの翻訳者として従事します。

 Wikiからの引用ですが、すでに島津家とポルトガル間では交易が行われていたことがわかります。それなので「鉄砲」の調達は偶然ではなく、水面下で行われていのではないかと思います。

 その後、堺を中心に鉄砲を普及させたのは「茶の湯」集団です。詳細については↓の記事をご一読ください。



第3章:17世紀のヨーロッパ

 17世紀のヨーロッパは「血脈」と「宗教」の覇権争いが熾烈を極めますが、次第に権力は「財力」に移行します。それを後押しをしたのがハプスブルク朝から逃げ出したユダヤ人と『プロテスタント・カルヴァン派』です。この勢力が「資本主義の原型」を築きます。

 そして時代の転換点では「気候変動」が起こります。星読みと気候変動を中心にまとめた歴史は少ないので、ぜひご覧ください。



第4章:17世紀の日本

 鎖国のイメージが強い徳川幕府ですが、天下分け目の合戦である「関ヶ原の戦い」「大坂の陣」ではオランダの武器が活躍します。

 当時の日本は世界有数の銀山である佐渡島を筆頭に世界の三分の一を生み出す「シルバーラッシュ」にわいていました。そこに目をつけたのはヨーロッパの覇権争いをしている「スペイン」と「オランダ」です。

 徳川家康は布教活動を公約に掲げるスペインではなく、純粋に利益を目的としたオランダと手を組むことに決めました。

 一方、スペインはキリシタン大名に豊臣方(秀頼)に味方するよう画策します。こうして17世紀に入った日本は、スペインとオランダの代理戦争に発展します。

 「大坂冬の陣」に勝利した徳川家康は、オランダとの交易を進め、オランダは交易によって獲得した銀によってヨーロッパの覇権を勝ち取ります。その後、日本の武士を傭兵に雇って東南アジアに植民地を拡大しています。

 その後、オランダやイギリスの基軸通貨を支えることになった「銀」の影響は↓の記事でご確認ください。現代にもつながる話です。


 「覇権」と共に変わりゆくのが「通貨」であり「産業」であり、「秩序」です。ちょうど今がその転換点であることを具体的に示していきます。

 ↑の動画で伝えていない「レヴァント会社」や「フェニキア」については↓の記事をご覧ください。

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