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長雨が続くとマイクロリーフ農家はどうなるか

前回は、長雨が続くと農家はどうなるか、のテーマで書きました。

では、ミーは長雨が続くとどうなるか。マイクロリーフ農家の長雨、日照不足による長所と短所。
一般的な夏野菜農家と比較してご紹介します。

長雨、日照不足でも気温と水分量が適正ならば発芽はします。ハウスなので。
今の時期、一週間でマイクロリーフは収穫なんですが、日照不足ですと生育がピタ!と止まります。で、10日たっても全然大きくならず、収量は激減します。

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もちろんレストランに卸すので、僕がシェフに事情を説明し、なんとか少ない中から代替えを選んでいただく、みたいな苦しい時期になります。

しかし、マイクロリーフの強いところは、栽培期間が短いところ、ですね。

4日大雨、でも一日曇り、その中のたった3時間だけ、快晴!みたいな時間帯があった場合、

マイクロリーフは一気にその三時間で急成長して、4日分相当、生長します。(マジで)

そうなると、収穫する人が大変です。
それまではなかなかとるものがないなあ…っていうヒマめな四日間だったのに、三時間の日照で、大慌てで四日分のリーフを収穫しなくてはならないのです。(それを予測して動くのが農家の仕事であります)

ちなみに、その後も晴れが続くと、一気にサイズオーバーになっちゃってまた欠品、になるので、大変なんですよ。
マイクロリーフのサイズオーバー、って、ミリ単位なんです。

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このリーフの本葉があと二ミリ大きいとヤなんですが、わかりますか?(笑)


夏野菜ですと、三時間の日照ではほとんどなにも変わりません。
ミーメンバーの会話はこうです。
「あの雲どいたら収穫できるんじゃない?」

というわけで、長雨によるマイクロリーフの長所と短所でした。

四日後にたくさんとれるようになったからと言って、いきなりレストランがたくさん買ってくれるわけではありませんので、その期間売り上げは下がります(笑)
長期的なダメージがないのが救いですね。


あと、徒長にも強いです。

茎がくるっとなっておしゃれで可愛いので(笑)


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