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長雨が続くと農家はどうなるか

今年はすごい長雨ですね。

一般的な農家は今の時期、ナスが採れ始め、キュウリが採れ始め、オクラが採れ始め、つまり、一番楽しみな夏野菜が始まる時期。

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ミーも遊びでナス育ててます

しかしこう雨が続くと、土は乾かず、根っこは窒息し、生育不良、病気が発生し、木自体がやられてしまうこともあります。
そうなるとナスなんかは11月頃までとれるので、農家にとっては大打撃。

洪水被害の九州は全域野菜の一大生産地。
ベビーリーフ農家さんもたくさんいらっしゃいます。千葉などは去年の台風の大被害、そこへ春のコロナ、そしてこの長雨と、自然の猛威に振り回される最先端の現場です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200720/k10012524031000.html?utm_int=detail_contents_tokushu_004



よく街角インタビューで「また野菜が高騰するわね〜」なんて様子がテレビで流れ、その意見はコピペのように、会話の切り口として出逢う皆さんそう仰るんですが…

コロナ第二波で海外からの野菜の輸入が遅れたりしたら、日本人全員当事者になる、みたいな予測はテレビではやらないんでしょうか?

現実、春のコロナで、輸入のタネや農資材は一時期ストップしたので、これはシャレにならん、と本気で危機感持ったんです。

ミーは今回のコロナで一般の方に苗を販売したんですね。

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固定種の夏野菜、エディブルフラワーを一般家庭菜園用に販売を始め、見守る事、人とタネの営みをこれからもずっと続けられますように、という想いを込めてstand by me!という名前を付けました。

皆さんワクワクされて種とりまで一緒にスタンドバイミーするぞー!とミーとの苗とほんとに仲良く愛してくださってたんですが、
この長雨で、もう、苗がー!苗がー!
とお客様からの悲鳴のような報告!(笑)きゅうりがもう終わっちゃった、みたいな。セミも鳴いてないのに。

で、いろいろとお客様のお話し聞くんですが、僕が必ずお伝えするのは、

「それはとても辛い事ですよね。ミーの苗を本当に大切に思っていただいてありがとうございます。でも、太陽と雨、これだけは対応もできないんです。熟練のプロ農家さんでも、毎年一年生、もいう意識で取り組まれており、近年の気候変動は本当に前例が無いようです。」

と、苗を売った身として、ミーとしては、責任を持って、自然の原理原則受け入れる事が農の宿命、をしっかりとお客様の気持ちに寄り添いながらお伝えしてゆくことが農民として大切な役割だと考えています。

野菜育てるための労力、予測し、回避するための熟練度、そして捧げる祈りって、毎年半端ないことなんですよ。
タネとって、来年またまく、って、奇跡みたいな恩恵なんですよね。

それに気づける体験こそが、最大のギフトであり、食について感謝のスタート地点かも、とも。

コンビニのサンドイッチのレタス、ハンバーガーのピクルス、冷凍食品のコーンでさえ、そうして誰かが育てたものです。

自然のリズムに逆らわず、何度も途絶えそうになりながら発展してきたのが農業であり、
農家はその日の波を受け入れる孤独なサーファーですよ。波が全く来ない年もあるんです。

今回の苗販売で、ミーが固定種苗を無農薬で種とりまで体験していただきたいという想いの中には、もちろんこうした予測も含まれており、それでも妥協せずクオリティ高いものだけを届け、購入していただいた皆さんには、ありのままを感じていただき、その上でお客様の判断にお任せするしかないね、と思いました。

ぼくたちは、また、ありのままを感じても、来年も苗と寄り添って欲しいです。

体験を売る、という立場としては、これも含めてお伝えする家庭菜園、そして気候変動も予測して、誰もが植物と楽しく触れられるまったく新しい企画も考えて行こうと思います。

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農家。ミーme 〜babygreens & edibleflowers代表。こだわった農作物をいかに高単価で売り上げをあげるかというこれまでの取り組みと、新型コロナウイルス以降のECサイトオンライン販売での取り組みを書いていきます。http://babygreens.me/
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