見出し画像

味噌ツアー2023/無事終了しました

今年は2月の味噌修行から始まり、大分、兵庫県伊丹市・芦屋市、東京下北沢と4ヶ所を巡って味噌ワークショップを行いました。
結果総計123名の方々にお越しいただき、お味噌づくりと同時開催のスナック&バルにご参加いただきました。
振り返っての記録を残しておきたいと思います。

大分県中津市耶馬溪

大分県中津市耶馬溪の味噌工房

薪を使って火を起こし、鉄の大鍋で豆を煮る・米を蒸す。そんなお味噌を作っている味噌工房でお味噌づくりの体験をさせてもらってきました。1週間弱お世話になり、その間薪を取りにいき、火を起こし、豆を炊き、米を蒸し、麹を作るという一連の作業を体験。ここのお味噌は豆の3倍麹を使っていて、そのままご飯につけて食べれるぐらい甘くて美味しい。というか、九州はお醤油もとても甘くてびっくりした。地域性って気候とかその土地で取れるものとかそういうもので、生活の全て(基本の調味料の味とか)決まっていくんだろうなーと思う。

かまどで米を蒸してるところ

耶馬溪にいる友人が今回誘ってくれたのだけど、せっかくだから、ということで最終日に耶馬溪でも味噌ワークショップを開催。なんと屋外で。

小雨だったので急所東屋での作業
いつもの作業も屋外だとなんだか新鮮
大学生スタッフもお手伝いに来てくれてほんと賑やか!

たくさんの人を集めてくれて、おにぎりと味噌汁も作ってくれて本当に楽しかった。2月の屋外だったけどそんなに寒くもなく(子ども達はなんと川遊びまでしていた!)小雨が少しぱらりときたけどお天気もなんとか持って無事に終えることができました!

兵庫県伊丹市小山助産所&芦屋市いこまや

3月は兵庫県。伊丹市の小山助産所と芦屋市の自然食品店いこまやさんとのコラボです。小山助産所はもう勝手知ったるもの。リピーターさんもいてちびっこもたくさんいて、癒されながら楽しいワークショップに。いこまやさんも初めましてとは思えないほどスムーズに作業できました!

去年からはじめたWSももう4回目!
毎度かわいい子どもたちでいっぱい
いこまやにて。ここでも楽しげな声があちこちから。
ほっこりタイムにはドリンクとショッピングを楽しんでました

いこまや会場では、WS終了後にお酒&軽食を出すスナックタイムを設けました。色々とドリンクを用意したのでWSのほっこりタイム(作業終了後のおしゃべりタイム)にもドリンクメニューを出したのですがドリンクの注文をたくさんいただきました。初めての試みだったけど、会場が自然食品店だったこともあり、ショッピングも皆さん楽しんでいかれました。

東京下北沢PONY

そして最後は東京です。フルーツアドバイザーの原詩織ちゃんをパートナーに迎えワークショップ3部に加えバルも開催するという超ハードモードな1日でした。

カウンターキッチンスタイルの会場でした
東京でもキッズがいっぱいきてくれました
BARタイム。めちゃ楽しく飲んで食べてw
物販も少々。フルーツとお菓子。

子どもと大人が楽しめる場、自立に向かう手助けをする場

東京で活躍した中学生バリスタ

食のワークショップを行なっていくうちに、子どもと大人両方が楽しめて、かつ、「食」という人間の基本的なことを扱えるというのはとても重要なことなのではとますます思うようになってきた。
扱うテーマが発酵や基本的な調味料だったり季節の食材だったりするが、もちろん、お金を出して買えば良いものだけれど、自分の手で作ることや、食品がどうやって出来上がっているのか、そういうことを小さいうちから体験できるのは貴重なのだと思う。生きていく上での自信にもなっている気がする(実際に一番身近で私の手仕事を手伝っている次男はなんだか全てに自信を持っている気がする)

さらに、東京会場での初の試みとして、子どもの自立の場としての実験を行ってみた。
今回、友人の中学生の息子さんにコーヒーの販売をお任せしてみることに。メニュー決めから豆の仕入れ、器具の準備、価格決め、屋号など、全てのことを任せて出店をしてもらいました。
実際には彼の母の絶大なバックアップがあったのですが、当日は豆の説明から注文取り、コーヒーを入れてお出しするところまで見事に役割を果たしてくれた。
なぜそんなことをしたかというと、彼はただいま反抗期真っ只中の思春期BOY。子どもと大人の間で一番悶々とする時期ですが、そんな時期の彼に親以外の大人の中で社会の一員として働く経験はとても良いのではと思ったから。

これまでも私のワークショップではスタッフの子どもや知り合いの子どもたちに声をかけてキッズスタッフとして活躍してもらっているのだけど、役割を与えられた子どもは大抵大張り切りでお手伝いをしてくれる。
私なりの子どもたちへの社会参加のさせ方なのですが、結構いいんじゃないかなあと思ってます。
また、中学生にもなるとかなりできることの幅が広がるし、実際普段家で暴れてる彼もきっちりとお仕事をこなし小さい子どもたちの面倒を見てくれて大助かりでした。
それから参加者のみなさんも、中学生が頑張ってコーヒーを淹れてるっていうことで、たくさん注文もしてくれて、温かい目で見てくれてほんとにありがたかった!
失敗しても怒らない、年齢に合わせてハードルを調整してあげる、子どもを子ども扱いせずお仕事を任せる、みたいなことをやらせてあげると責任感と達成感が得られるんだなぁと思う。
最後にめちゃ褒めるのまでセットで。

ワークショップ、今後もやっていきたいなと改めて思った今回の味噌ツアー。そして、次回は梅。
6月24日兵庫県伊丹市小山助産所で開催です!

サポートしていただいたお金は、今と未来の子供達のために使っていきたいと思います。