見出し画像

続・山岳小説が好き


土日の通勤電車の帰りの便で、明らかに山登りの装備をしている人を見かけると、

無事にお帰りになって良かったですねぇ

と、お節介ながら思ってしまう。


山、いいなぁ。。マイナスイオンにまみれたい

疲れてるなぁ笑笑

本もいいんだけど、身体を動かしたい‼︎‼︎


(大都会の中で、いろんな方の気を纏った服を触り続けていると、見えない疲労も溜まってきてる気がする涙)


わたしのnoteを読んでくださる方のところへお邪魔しに行ってみたら、なんだか、生と反対な内容をよく目にしたので、なんだろう、なにかのメッセージかなぁ。。。

→→→登山帰りの人を見る。。。


そういえば。。。山岳小説ブームの時に読んだなぁ。。。と思い出したので、綴ってみようかと。

以前、山岳小説好きが高じて、

山関連の本にも手を出してしまって。山賊の話やらなにやら。。。

印象的なのを2つばかり

夏山を舐めてはいけない遭難の話。

☆トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

ここ何年か、ものすごい登山ブームで、それに伴い遭難も多いようですね。ニュースでもよく見かけます。

コロナで一瞬減ったようですが
山ブームは復活の兆しですね。。。

この本は、夏山での遭難の話で、夏なのに低体温症になってしまうのはどうしてなのか、ということが分かりやすくか書かれてあります。

わたしは、オートバイに乗っているので、気候による急な気温の変化で体が冷えることにはとても気を遣っていました。

1日のうちでも、かなり気温が違うので、冷え予防の羽織は必ず携帯していたものです。

風によって、異常に体が冷えると、

判断力が鈍り、操作性も悪くなるし。雨に濡れたままなんて最悪です。

なので、ゴアテックス製のブーツやアウターを好んで着てました。

まぁ、だっさかったんですけど笑


って言うほどおしゃれでもないんですが笑笑


この本は、いつか登るかもしれない日がやってくるであろう、いつかのための教本としてもとても興味深かったです。

実際それは起こりました笑


昨年晩夏、なぜか山に呼ばれて、低山デビューしました。

東京青梅市にある御岳山。めちゃくちゃ人気の山なのに、めちゃくちゃ空いてる日に行かれて、ほぼ貸切状態でした。

とても良い山でした。また行きたいなぁ。。。

10ある山の魅力が、5くらい分かった気がします笑


もう一冊はかなり重い内容です。

☆墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便

昭和生まれの人間のわたしでも

『上を向いて歩こう』

という、昭和歌謡を歌った坂本九さんが巻き込まれてしまった壮絶な飛行機事故

という記憶しかなかったのですが、

最近の若い方々には、耳覚えがほとんどないかもしれないですね。。。

ジャンボ飛行機が山に墜落。。。

飛行機に乗ることは憧れの的だった当時、

この事故で、飛行機は絶対いやだ!という人がどれほど生まれたことでしょう。

その時のお話ですが、

ご遺体の身元を確認する医療関係者の方々の想像を絶する大変さが描かれています。

しかも、1985年8月12日。

真夏で、クーラーも完備されていない状態。

この本を読むまで、全く想像出来ませんでした。

日本人と外国人の遺体に対する温度差もあるんだなぁということも勉強になりました。


なぜこの本に惹かれたのか本当に不思議だけど、

そういえば、『クライマーズ・ハイ』という横山秀夫氏の小説を読んでからだった気がする。

トムラウシの件も、

同じ夏が舞台の山がらみの話だけど、冷と暑の対比でなんだか不思議な気分で読んでました。


凄まじい事故や災害の裏側で、対応にあたる人々の大変さを忘れてはいけないと思いました。

それと、生き残ってしまった人が、自分を責めてしまう感情を抱いてしまうということも。家族からしてみたら、すごく奇跡的でありがたい事なのに、当事者はそうは思えない。人間は本当に複雑な感情の生き物なのだなと思いました。

ノンフィクションよりフィクションを好み、
朱川湊さんの花まんまとか、太陽の村とか、
西澤保彦さんの七回死んだ男とか、
わりとゆるめの話が好きなはずなのに、立て続けに重い内容を手にしたのは、なぜだったのだろう。。。


今思えば、多分、あまりにも重すぎる内容に、

この本を境に、山関連の本から離れてしまったのかもしれないけど、

終わりまで目が離せなかった一冊でした。

本の虫でもないわたしが、

こういう本に出会えて、

後処理をしてくれる人々がいてくれるありがたさに感謝するとともに、

なるべく煩わせないように生きていきたいと思う。

といいながら、

憎まれっ子世にはばかる。。。

なもので、

過去にバイク事故で急死に一生を得て、救急車で病院に運ばれ、鼻と骨盤骨折で即入院。二週間の絶対安静の寝たきり生活で、看護師さんには下の世話までしてもらい、多大な迷惑をおかけしたこともあります。

幸運なことに、

田舎の国道の反射板に単独で激突し、他に巻き込む人もいなく

奇跡的にウエストポーチが前側にあり、内蔵は守られていて、

骨折したのにオペは一切しなく、輸血のみで、

数日間の壮絶な痛みが和らいだあとは

ご飯は美味しく、早寝早起き、楽しい入院生活でした。

人って簡単には死なないんだなぁ。。。と、何かにぶつかりながら思ってました。

退院日、パトカーが病院に迎えに来てくれて、現場検証に行った時、

反射板にぶつかったんだなぁ。。。

その先はガードレールのないがけしたに川が流れてて、ほんとに急死に一生だったんだと、2度目のびっくり。

後日、国土交通省から、

反射板破損の損害賠償の請求が来ました。

保険で支払うと等級が変わるからどうしますかと聞かれて、

実費で支払い、

何のための保険や〜。。。と思いました。

国のものを壊すときちんと請求がくるんだと、勉強になりました笑笑


1人井戸端会議で長くなってしまった笑

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。




この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,490件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?