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#読書の秋2022

『乙女の教室』

『乙女の教室』

 私が『乙女の教室』を手に取ったのは、

という帯の言葉に引っかかったからだ。

 私は"乙女"という言葉に、「恋する乙女」や「夢見る乙女」のような、未熟な可愛らしさや、メルヘンさというイメージを持っており、"乙女"を自ら名乗るのは小っ恥ずかしく、自分には見合わない言葉のように思っている。その影響もあり、もし友達に「あんた恋する乙女じゃん〜」などと言われたら、からかわれているような恥ずかしい気持ち

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