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さるかに合戦の季節は秋

柿が今年は豊作だ。

ということは来年は裏年になるからあまり実がつかないのだけど。

柿を取るために柿の木のまわりの草刈りを頑張った。
おかげでルンルンで柿を食べている。
子供の頃から柿が好きで、木に登ってまで柿を取っていた。
柿の木は折れやすいから登るなと言われてたけど、思い出してなんか猿みたいって一人で笑った。

そういえば「さるかに合戦」って柿がきっかけであんな復讐劇になるんだっけ?
よく考えるとすごい話よね。

まず、妊婦のカニがおにぎりを持っている。
猿がやってきて柿の種と強引に交換する。
カニは柿を一生懸命に育てるが、実がなって食べようとしても木に登れない。
カニに柿をとってやると猿が木に登って柿を食べてしまう。
カニが文句を言うと青柿を投げつけ、カニは当たりどころが悪く早産し、なくなってしまう。
生まれた子ガニが母の状況を見て全てを察知。
クリ、うす、ハチ、牛のフンに協力してもらい、猿をとっちめる。

というよく考えなくてもおかしな登場人物の話。

でも柿をお金、猿は男性、カニはもちろん女性と考えると物ではなく命のある登場人物たちがなんとなく女性の仕事に見えてくる。

食べ物なのに復讐するクリ。
女性の農作業の役割を表しているんじゃないかな?それともイガが割れて実がでるところが出産とか性を表しているのかな?
出産から復讐の物語が始まるからやはり農作業なのかな?

うすは料理。
もちつきの道具。
きねは男性がつくことが多いからやはり女性の象徴なんだろうな。
あれ、もちをひっくり返そうとしても重いし、つかめばビヨーンと伸びるし、何より熱い。
コツがいるから私にはできない。
つく方が楽。

ハチは針持っているから裁縫。
わかりやすい。

牛のフンは子育て、介護。

なんていろいろ考えていたら、結局、猿はちょっと痛い目にあって逃げるだけなんだよね。
カニ母さんなんて命を失っているのに。
釣り合わないところもリアルよね。

令和になっても猿みたいな価値観のやつはいる。

その他にも男女関係なく他人に仕事を押し付けて自分の手柄にしたり、横取りする人。

そんなやつは猿だからさっさと見切りつけて距離を置く、できないなら挨拶と最低限の関わりしか持たないと決めるといい。

振り回されて自分が猿以下にならないように。


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