芥川龍之介の河童を読みました。 芥川龍之介さんは河童がお好きだったようですね。彼の命日が「河童忌」と呼ばれているのもそれ故みたいです。 ざっくりというと、河童世界に転がり混んでしまった人のお話でした。急に現れた人間に対し河童が意外にも友好的です。というよりかは、いい意味でそこまで興味ないといった感じでした。いい距離感。 人間の世界に河童が現れたら解剖とかされちゃいそうですけどね。少なくとも他の人間と同じように接し、河童が人間界に馴染むことはないでしょう。でも「河童」の
※本文の内容を含みます。 京極夏彦先生の今昔百鬼拾遺シリーズ、「天狗」を読みました。 この今昔百鬼拾遺には他にも「鬼」と「河童」があります。最近それらをまとめた「月」も発売されたみたいですね。 内容の話に入る前に、私このシリーズのカバーがとても好きなんです。カバーを飾っている女性は女優の今田美桜さんらしいです。仮面をつけた状態でのお写真なのですが、それも雰囲気があってとっても素敵です。 簡単に本作について書きますと、天狗攫いを彷彿とさせる若い女性の失踪、あるいは死