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好きな音楽〜私立恵比寿中学(エビ中)#RadioEbi24 から真山りかさんの歌いだしについて〜

私立恵比寿中学(エビ中)のYOUTUBEで24時間エビ中の音楽を聴くことができる、#RadioEbi24 というものがあります。

この#RadioEbi24 で4/7から、ファミリーのプレイリストの募集が始まりました。

御多分に漏れず、やってみようと思っていろいろ考えた結果、椎名林檎のアルバムのように、タイトル文字数でシンメトリーが作れないかな、というところに思いが至りました。

タイトルの文字数だけであれば、1文字の「響」に始まり「梅」で終わることができる15曲は作れるのですが、もうひとひねり欲しいなあと思った結果、メンバーの歌いだしを出席番号順にできないか、となりました。

真山さんスタートで3曲、というと「響」「曇天」「春の嵐」。おお、なんか真山さんっぽくていい感じだぞと。

安本さんで4文字からというと、いきなりちょっとひねりが必要なのですが、「YELL」(6人バージョン)、「チャイム!」「自由へ道連れ」。これもなんか、安本さんぽいなと。

とやっていくと、文字数が多いところにあたる星名さんと、歌いだしの少ない中山さんでだいぶ厳しい状況になることがわかりました。「梅」で終わるしかないのですが、6人バージョンの歌いだしは小林さんなので、中山さんまでたどり着かないのです。

ちなみに柏木さんの「星の数え方」「なないろ」「紅の詩」からの小林さんの「日記」「梅」の流れは、それはそれでそれっぽいのですが。

じゃあ仕方ないな、歌いだし曲数の多い、真山さんと安本さんでやってみるか、シンメトリーにすると終われないから1文字ずつふやしていくか。ということでつくったのがこちら。

あ、「ポップコーントーン」は6人バージョンです。「Family Complex」はスペースも1文字扱いです。

せっかく作ったので、この通りのプレイリストを作って流れで何度か聴いたところ、メンバーの歌いだしによってずいぶん曲の印象が決まってくるのだなあ、と感じました。他のメンバーの歌いだし曲もまとめながら、カラーがあるなあと思ってこんなツイートをしました。

そうしたところ、コーさんからこんな返信を頂きました。

コーさんがまとめていただいたおかげで、歌いだしの抜け漏れチェックがちゃんとできました。ありがとうございます。このコーさんのブログ、本当に素晴らしいのでぜひご一読ください。ここにメンバー間のカラーの違いがまとまっていますので、私が書くことがなくなってしまいました。

そこで。

前にも書いたことがありますが、2020年8月に行われたエビ中の配信ライブ「All of Our Playlist」にて、最初の3曲の歌いだしが真山さんでした。真山さんの安定感により、緊張感のある配信ライブの最初の方向性がしっかり固まったと考えていたのですが、もう一歩踏み込んでみたいな、と思いました。

なので、ここから、真山さんの歌いだしだけに特化したnoteを書いてみようと思います。イントロが長い!


ツイッターでは、真山さんは「シリアスさやビターさ」を表現していると書きましたが、そのあといろいろ言葉を探したところ、こんな言葉がでてきました。

「本気(と書いてマジと読む方の、真寺ではなくて)」「怒りにも似た真剣さ」「覚悟」「矜持」「憂い」。そしてその背景にある大きな「愛情」。

先ほどの「All of Our Playlist」の出だし3曲で感じたのは、安定感だけでなく、このライブに賭ける意気込みであり、本気度合いであり、エビ中としての矜持であったと思いました。ここに込められた思いにものすごい圧倒をされたのでした。

そういえば。2019年6月のMUSiCフェスの、エビ中パートの1曲目も真山さんスタートでした。あれだけ多くのゲストミュージシャンがいて、そのあとの1曲目で初披露の「青い青い星の名前」を持ってくるチャレンジ。そこに覚悟と矜持を感じるわけであります。覚悟と矜持がなければ観客を惹きつけることはできないと思うのです。

では、真山さんの歌声のどこにそれを感じるのでしょうか。まずはズドンと届く、いわゆる「太い声」にあるように思います。力強さ、揺るぎなさがそこにあるのではないでしょうか。

そして、地声で張ったときの、ギターでいえば少しオーバードライブがかかったような、あるいは、アンプをフルテン(全部のボリュームを10にすること)にすることで少し歪んだ(ひずんだ)ような、そういったところに「真剣(マジ)」を感じるような気がします。すごくすごくかっこいいところ。

「春の嵐」の出だしで、地声で張るところと裏声になるところをうまく使い分けていると思います。

吹き抜ける風が (地声の力強さ)
花びらを巻き上げ (ここはミックス的?地声だが張り上げてない)
胸の奥に隠した
秘密の紐を解いて (こっちは裏声)
逃げていった (地声の力強さ)

で、ですね。さらにすごいなと思うところが、アルバムとライブとで違うところです。上は「エビクラシー」で下は「FAMIEN'18 IN YAMANAKAKO DAY1」です。

吹き抜ける風が (地声の力強さ)
花びらを巻き上げ
胸の奥に隠した (「て」から「胸の奥に」まで裏声)
秘密の紐を解いて (ここは地声で張り上げている)
逃げていった (地声の力強さ)

この、「紐を解いて」で張るところがものすごくかっこよくて、また、その直前で裏声になっているところとの対比が素晴らしくて何度も聴き返してしまうのです。そのほかのライブでも大体このパターンですね。

この真剣さ、ともすれば厳しさに感じる部分もありますが、愛があり真剣だからこその厳しさ、と解釈できるのではないかと思っています。

あ、ほかのメンバーにそういう真剣さを感じない、というのではなく、そういうことを表現するのに、真山さんの、深みのある歌声がしっかりハマるということだと思っています。これはグループの中での、一つの大きな武器なのだと思っています。

「青い青い星の名前」での「輝く未来の真ん中」。これもそうですね。

そのうえで「さよならばいばいまたあした」から感じられる深い愛情。

本気の思い、愛情。

と思って真山さんが歌いだしの曲を聴いていたら、「だよね!」と思う曲がありました。

Congratulations 夢に見てたこのステージ 本気の私達
「こりゃめでてぇな」

こういうことですね。

「エビ中は真山」

納得です。

というわけで生誕祭、来週です。
配信もありますよ。


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