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10minutes diaries

365
令和3年10月19日から1年間365日、毎日10分間の日記を書きました
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2021年10月の記事一覧

10minutes diaries/12

10minutes diaries/12

令和3年10月30日(土)

間違いもない正解もない
そんな問いを携え「さぁ、行こう」
誰のためにも、何のためにも
ならずとも、今、輝いて

止まらない衝動
駆け出す歌と
行方知らない道を「さぁ、行こう」
終わらないストーリー
続く明日に
消えぬこの意思 光りあれ

10minutes diaries/11

10minutes diaries/11

令和3年10月29日(金)

なぜ、表現をするのか。
この日記はその表現に当たるかどうかはわからないが、何だか僕は表現するということに固執している。
なぜ、やるのかと人に聞かれれば、「暇だから」とか「ホモサピエンスの特徴だと思っているから」とか適当な理由をつけて言ってみるのだが、実際のところなぜやっているのかはわからない。
僕は今までも、それなりに、本を読んだり、映画を見たり、旅行をしたり、自分な

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10minutes diaries/10

10minutes diaries/10

令和3年10月28日(木)

ここに一枚の写真がある。
真ん中にはピンク色の手袋が落ちている。
季節は秋。
10月27日の話。
落ちている場所を見ると滑り止めのような床になっている。
おそらく駅のホームかどこかだろう。

と、唐突に写真の説明をしてみたのだが、何を隠そう、昨日自分で撮った写真である。
最近は、何か気になるものがあった時には写真に撮るようにしている。
特に見返してどうこうということも

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10minutes diaries/9

10minutes diaries/9

令和3年10月27日(水)

「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」
最近、電車に乗っていると、そんな本の広告をよくみる。
よく見るというのは、自分がそれを認識しているということであり、興味がない人からしてみれば、そんな広告がどんなに存在していようと、全く知らずに生きているということもあるのかもしれない。

この問いを受けて、毎回思うことは、全く持って構わないということ。
とか言いつつ、実際にそ

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10minutes diaries/8

10minutes diaries/8

令和3年10月26日(火)

昨年の6月ぐらいから、何か時が止まっているというか、何か合わないパズルのかけらを手に持ったまま立ち尽くしている感じがしている。
気候変動のことを知り、新型コロナウイルスが始まり、何か僕の中でも変化があったことを感じていた。
今思えば、それは章の結末に向けての、最後のダッシュのようなものだったのかもしれない。
好きな人を失い、それとほぼ同時に、自分の遺書のような文章を書

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10minutes diaries/7

10minutes diaries/7

令和3年10月25日(月)

あの日から、僕は何かを失って、失った何かで、一片の歌を歌った。
その歌は、悲しいのか、寂しいのか、はたまた楽しいのか、僕にはわからないし、時が経てばわかるのだとしてもわかりたくない。
そこに後悔などなく、後悔が存在することなどできるはずがない。
ただ、小さなあの街の名もない交差点で、違う時を生きる行き交う人の一人に過ぎなかったのだから。
たまたま当たった、手の甲の温も

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10minutes diaries/6

10minutes diaries/6

令和3年10月24日(日)

8時間半寝た。
今はまだ、目が覚めて20分足らず。
まだ頭がぱっとしない。
きっと、僕はロングスリーパーなのだろう。
と思って、ロングスリーパーを調べたら、一般的には10時間睡眠以上のことを言うらしい。
さすがに、そこまでは寝ないなと思うと、僕はロングスリーパーではないらしい。
それにしても、いくつになっても自分のちょうどいい睡眠時間がわからない。
もちろん日によるこ

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10minutes diaries/5

10minutes diaries/5

令和3年10月23日(土)

太陽の日が降り注ぐ。
風に揺れて木々の葉が擦れる音がする。
枝のしなる音がする。
天を仰ぐ。
目を瞑る。
左腕が暖かい。

曖昧な記憶は自分を形成するのに十分な要素なのか。
喉を流れる暖かいココアが、一言つぶやく。
「無駄な抵抗はよしなさい」
無駄な抵抗とは何なのか。抵抗とは何なのか。
誰のために、何のために抗うのか。
その先にどんな景色をみたいのか。

伸びる観葉植

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10minutes diaries/4

10minutes diaries/4

令和3年10月22日(金)

自分。
というものがある気がした。
嘘だ。死にたいと思った。
嘘だ。
そんなものはない。
生も死もない。
そこにあるのは理解したいという傲慢さ、それが生み出す欲だ。
だから僕はいない。
もちろん君もいない。
いないというのは嘘だ。
いる。
ということも証明できない。
証明する必要はあるか。
表現する必要はあるか。
ただ垂れ流される糞尿のように、不可抗力もないもない世界

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10minutes diaries/3

10minutes diaries/3

令和3年10月21日(木)

3日目にして、早くも心が折れそうになっている。
やっぱり書くことがない。
何を書いたとしても、今まで書いてきたものの繰り返し。
そんな、退屈なことをしたいわけではない。
かといって、何もしないという生活をずっとしてきたわけだが、それはそれで退屈というか、どこか居心地の悪さがある。

ふと、数分前に、1、2回目の日記を消して、この企画事態をなかったことにしようとした。

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10minutes diaries/2

10minutes diaries/2

令和3年10月20日(水)

「コスト」「要するに」
あんまり浮かばなかったけど、これらは僕のあまり好きになれない言葉だ。
好きになれないと言いつつ、もちろん場面によっては自分でも使ったりもするわけだが、使うとしても少なからず機会は伺うような気がしている。

きっと、落ち着いて考えればもっと好きじゃない言葉も出てくると思うし、好きになれない言葉なんて人それぞれだと思うし、もしかしたら、そもそも、そ

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10minutes diaries/1

10minutes diaries/1

令和3年10月19日(火)

僕にとって、「書く」ということはどういうことなのだろうか。
そこに特別な意味もない気がするし、何より文章が上手くないことは、誰よりも書いている僕がわかっている。

それでも、書く。

僅かでも、一瞬でも、誰かの背中を押すことが出来たらなんていう、行く宛てもない、薄汚れた希望の行き着く場所なのかもしれないし、単なる吐き尽くされた胃液のようなものなのかもしれない。

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