フィッシュマンズ
映画「フィッシュマンズ」。
3時間あるので躊躇していたが、重い腰をあげてようやく観に行く。
20年前に佐藤伸治が亡くなってから知ったバンドではあるが、今でも好きなバンド。
いちばん衝撃だったのは、フィッシュマンズって売れたかったんだ、ということ。
売れるための曲を書こうしてた、結局売れなくて悩む、売れたい、どれぐらい売れたらいいのか、そんな中メンバーが辞めていく、
そうやってボロボロになっていくリアルのバンドの姿ってよくある話かもだけど、当たり前のようにフィッシュマンズにもあって。
そりゃそうだよな。
たぶん自分の中で美化していたのかもしれない。
佐藤伸治は思っていたよりも人間くさくて、
音楽に対してストイックで、人として魅力的で、
この20年いつまでフィッシュマンズの話してるんだろうと思うこともあるけど、
それだけ特別な人なんだろうな、
周りの人はいつまでも佐藤伸治の話をしたいんだろうなという印象。
それを踏まえて、最後に今のフィッシュマンズの映像が流れたのを観たとき、めちゃくちゃカッコよくて、
今までボーカルのいないフィッシュマンズは違うってずっと思ってたけどそれは違って、
自分が思ってた、モヤモヤした思い入れを
音で圧倒されて納得した、そんな感じ。
個人的にはダーツ関口さんのインタビューで、途中で感極まったとこがめちゃくちゃグッときて、ちょっと泣きそうになった。
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