虚像と実像、実像と虚像

人には虚像と実像がある、と思う。
最近の言葉でいうと本アカと裏アカ。ただ、あまりこの言葉は響きが良くないので好きじゃない。
世の中に聖人君子なんて多分いない。多かれ少なかれ大っぴらに人に言えないことってあるはず。人に言えない世界を見たいと思うはず。
ただ、ITの進化はそれをできなくさせた。Webのトラッキングシステムは高度に進化して、自分をトラッキングしてくる。少し覗いた猥雑なWebサイトはトラッキングされ、全然違うシチュエーション、例えば職場で突然レコメンドされてくる。
残念ながら、AIはシチュエーションを理解するまでは進んでいないようだ。
人間なので、なんとなくオブラートに包みたい世界、摺りガラスの先にいたいときもある。
Webの世界での摺りガラスの先を作るために僕は2つのアカウントを使い分けている。
このアカウントは摺りガラスの先のアカウントだ。
だから、もう一人の自分が出ているのだ。
でもそれは実像なのか虚像なのかは本当はわからない。
ただのもう一人の自分であることを独白してnoteの世界に入ってみようと思った。

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