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ファミレスのカウンター席に座ってるおひとり様なんて自分しかいないんじゃないかと思った日のこと。


しばらく1人が良いと思っていた。
1人で休日を過ごすのも好きだった。
1人で映画なんて余裕で、ランチも行けて
本屋にも花屋にも行ける。焼肉ライクなら、
カウンターでお肉も食べれる。
なんなら最近では1人で秋にでも韓国行くか〜なんて思っていた。

それなのに、突然。
孤独感におそわれる夜が来るのだ。
いや、今までは夜限定だったのが
朝でも昼でもおかまいなしにやってきている。

だから、最近は映画からのランチ、
そして本屋と花屋に寄るコースを誰かを
誘わないと気が済まない。

ある休日。気づけば夕飯の時間になっていて、颯爽と帰っていった友人を、見送り、
その後、家に帰っても誰もおらず、ご飯もないため、私は近くのファミレスに向かった。

お誕生日クーポンでデザートが食べれることと、金欠だからなるべく安く夕飯を済ませられる、という安易な理由でファミレスを選んだ。のだが、、

ファミレス🟰ファミリーレストラン

ん?家族で行くレストランということ?

周りを見れば家族連れはもちろん、
日に焼けた高校生男子の集まり、
おぱんちゅうさぎを鞄に付けた部活帰りのJK、
社会人のお姉さんの女子会、
そして、カップル。


おひとり様な私はカウンターに通され、
ファミレスにもカウンターがあるのだと安心したものの、
1つ空けて右隣の席には2人組の女子が
笑いあっていた。


なんと孤独を感じる場所なのだろうか。


ファミレスのカウンターなんぞ、
1人用のおひとり様用の席なんぞ、
見せかけのもので、

「あざとい女子が気になる男子と距離を近くしたい用の席」
「真正面じゃ恥ずかしいから隣に座っちゃう初々しいしいカップル用の席」

、、、恋人がいないからこじらせた回答になってしまったが。
とにかく、隣に誰かがいることを想定しているような席に見えてならなかったのだ。

今までの私なら別にそんなことを気にしていなかったのに、
ここ何ヶ月かの私は、とにかく1人が寂しいようだ。

本当は、1人ででもできることを、
本当は、誰かと分かち合いたい。

という欲から、寂しさなんて孤独感なんて
虚しさなんて生まれるのだろう。


この孤独を持ちながら生きる覚悟はまだないし、覚悟なんてしなくても良い年齢かもしれないけれど、
パートナーのいない私にとっては、
もう、その孤独をどうしたらいいのか分からない。


noteを書いている今、
23歳の私が終わる。
そして数分後から、
24歳の私が始まる。

人は1人で生まれて1人で死んでいく、
なんて誰かが言っていたような
気がするけれど。

じゃあ、それなら、間の人生は
誰かと過ごすためにあるんだろうか。
『誰か』って誰なんだろうか。
どこにいるんだろうか。
そもそもいるんだろうか。

24歳の私へ。
どうか、この孤独感に慣れないでくださいね。孤独感を抜け出して、1人が好きでも楽でも最高でも良いけれど、1人でなんでもできるなんて思わないで。寂しい気持ちが生まれて、『誰』に聞いて欲しいのか考えて。
きっと、その『誰』かが、もしかしたら
私の孤独感を拭ってくれるかもしれないから。

お誕生日おめでとう。私。
産まれたんだね。生まれたんだね。私。

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