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雑記

どこかから家に向かっていた。
いつもなら車を使うのに、その時は歩いて帰っていた。
普通に道路を歩けばいいのに、いつの間にか田んぼ道をとおり、
やがて山の中の道を歩いていた。

山道はだんだん寂しくなり、木立も鬱蒼としてきて、湿気が強くなってきた。ふと立ち止まり、葉の繁った低木に隠れていると、目の前を黒い影が過ぎた。それはしわしわの老人のようだった。

老人は一旦通り過ぎると、どういうわけか、こちらに向かって戻ってきた。
近づいてくると、可愛くふっくらした子どもになっていた。
そこで目が覚めた。

まだ部屋は暗くて、夜明けまでは遠かった。
当分寝られるなと思って、枕を直してまた目をつぶった。
今の夢は何だったのだろうと思いながら、うとうとした。
つぎに目が覚めたときは、薄明るくなっていた。
この明るさは、4時半くらいだなと思って時計を見たら、
4時45分だった。「あたり~」と思ってまた横になる。

毎朝このくらいに目が覚めると「今日はなんだっけ?」と思う。
えーと、水曜日。
えーと、実家に行くのは明日。
あ、午前中が眼科だった。
なんて思っていると、そこからもう寝られなくなる。

6時。ご飯が炊けて音楽がぴーひゃら鳴る。
今日は歩くのどうしようかなぁ。
歩くならもう出なくちゃなぁ。
今は朝ごはんの用意する前に出ないと暑くなる。
さて、起きるぞ。

寝たまま、手をぐっぱぐっぱとやって、肩を回して、膝を屈伸したりいろいろほぐしてから起き上がる。
よし、行ける。
水一杯飲んで、歩き出す。

雨上がりの朝の空気は清々しい。
山の中腹に霞がかかる。
車の往来も少なく、子ども達の登校時間にはまだ早い。
この時間が一番いいなと思いながら歩く。

行く道行く道、あちらこちらに、マル太郎と一緒に歩く自分が見える気がする。よく歩いたなここらへん。

30分コースを終わると、しっかり汗をかいている。
着替えて、朝食の準備だ。

ベーコンエッグに千キャベ山盛り、トマト。
昨日の残りの小松菜の煮びたし。
朝はそんなのが基本で、あとは各自バラバラに。
次男はこれに納豆とキムチ。
義母は主食が餅。
私はこのまま。考えるの面倒。お腹入れればいいや。

洗濯ものを畳んだり、軽く掃除機をかける。
さて、メインの珈琲時間だ。

今は「ブラジル」という豆を飲んでいる。
海辺の街に珈琲豆の焙煎屋さんがあり、今はここのをよく使う。
3,000円以上で送料無料になるから、お得な組み合わせをあれこれと考えながら注文を決める。それも楽しい。
今回は¥3,015。うまいなー!
昔テレビ番組であったお買い物ショーみたいだなと思う。
一人お買い物ショー。
電話で注文すると、翌日に冷蔵便で届く。

3,000円ぶんもの豆を1人で飲み切ると、1杯分がだいたい12gとして、
今回の注文は3,015円で700gだから、58杯分。
1日2杯飲むとして、29日ぶん。
いやー、そんなにすぐはなくならないな。珈琲飲むロボットじゃないから。
ただし「大酒飲み」ならぬ、「大カへ飲み」ではある。
あーだこーだで、3ヶ月は持ちそうな気がする。いや、持たせたい。
結果が怖いのでデータをとったりはしない(笑)

それにしても、3,015円÷58杯=51.9円。
お店に行けば、1杯が450円以上はする。豆によっては800円とかもある。
ブルーマウンテンなんか1,200円とか。
昔からブルーマウンテンは高価だけど、今もそうだ。
(この焙煎豆屋さんのブルマンもほかの豆の5倍の価格だ)
カフェや喫茶店というもの。
お客さんに珈琲を飲む以外のどういう付加価値を提供できるのか。
ただ自分で淹れれば1杯50円のものを。
手間はもちろん、場所や雰囲気、時間。
見えないものを手にする贅沢さを思う。

この頃、諸物価高騰で、珈琲豆も値上がりした。
このお店でも4種類が上がった。といっても、値上げ額は100gにつき50円以内だし、普段から数十種類の銘柄を揃えている中での4種類だけなのは助かる。
上がるのと据え置きのがあるということは、産地によるのだろうか。
国交とか取引上の何かも絡むのだろうか。
生産者側の賃金・・・
わたしにゃわからんけど、飲むたびに考える。
なるべく、フェアトレードの豆を買っている。

珈琲のことをこんなに書く気はなかった。
書き始めるときりがなくなり、とっ散らかるのでこのくらいで。
<(_ _)>



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