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先生がんばってね

毎月、整骨院に通っている。
そこは歩行と零度の冷却(骨盤と後頭部)を中心にしている。
骨盤を正しい形で使うことで、その枝葉である手脚も正しく動かすことができ、体全体を整えることができる、という。
そして、細胞は本来、温めすぎも冷やしすぎも害がある、という。
その理論を初めて聞いたときは驚いた。へぇ~、としか思えなかった。
しかしコロナ禍を挟んですでに正味3年近く通っていると、先生の言うことが納得できるようになる。
説明はできないけど(笑)

とは言えこの猛暑。早朝といっても、あれこれ済ませて歩きに出る時間は6時半くらいになり、もう暑くなっているから、私はすっかり歩行をサボっている。ただでさえ暑いの弱いし。

そんなサボり中でも、施術は月1回行く。
先日行くと、先生、こんがりと日に焼けていた。
「僕は朝も夜も歩きますが、まだ足りなくて、今は昼休みの時間に歩いています。炎天下ですからこんなに焼けました」
へぇ~と驚くしかない。そして我が身を振り返ってイジイジしてしまう。
「この猛暑の真昼間に歩けるのは、これまでも毎日やっていたからです。
続けてきているから、できるんです」
うう、耳が痛い。私がサボっているのをお見通し。


そして、先日の墓掃除のnoteで触れたが、義母。
墓掃除で、猛暑の中草取りを1時間したあと、家の玄関に入る前にまた花壇で一仕事。
かなわんわ~と思ったが、このとき、整骨院の先生の「毎日やっていたからです」が耳によみがえる気がした。


継続は力なり。
幾重にも積み重なった毎日が、分厚い力をくれるんだ。
先生しかり。義母しかり。夫のゴルフ練習しかり。

私はそういう人達を毎日目の当たりにして、「継続こそが力」と刷り込まれている人間だ。
そしていまだに、継続が一番苦手な人間だ。
プレッシャーがかかり、サボってしまう。
続けることに何かしらリクツをつけて、やめたくなるクセがある。
そして自分が嫌になってしまう。

暑い。
時間が取れない。
指定された歩くポーズが恥ずかしい。
目立つ。
こんなおばさんが、カッコ悪い。

理由を並べていると、それ自体がかっこ悪い(;^_^A


そうなんだけど、この厳しい時期に歩こうとはどうしても思えない。

先生ごめん、涼しくなるまで、歩くのサボりますよ。
いくらでも言ってください「続けていたからできるんです」。
「バクゼンさんのほうでも治そうとしてくれなくちゃ」。

知ってます。ある意味、先生よりも身に沁みて。
だからなおさら、できないんです。へそ曲がってます。
歩かない間、先生、施術のほうがんばってね。よろしくです(笑)


秋を感じる朝が来たら、満を持して、歩行を始めるつもりでいる。
さぞかし、気持ちがいいだろう。今から楽しみだ。せっかく歩くんだから、気持ちよく歩きたい。
歯を食いしばって続けるのは性に合わない。辛い時期は休もうよ。
なんて、自分をかばう。


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