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パウンドケーキ風マフィン

体調が悪いと、大好きな珈琲もスイーツも受け付けなくなる。
見るのもいや、っていうくらいに、遠ざけたくなる。
これで少しは、糖質を控えた生活ができるかな。
なーんて数日思っているが、回復すればとたんに目が甘いものを探す。

先日目が回って、甘いものを見るのも気持ち悪かったが、治ったら途端に食べたくなった。食べたい時が治った時。飲みたい時が治った時。
しかし、家の中にはそういうものが見当たらない。
カカオ80%チョコならあるけど・・・なんか違う。
甘いもの、しかも、粉もんがいい!
小麦粉のお菓子。

私はぐーたらを自認する主婦であります。
準備時間以外は、台所に立ちませぬ。
作り置きとか、時間をかけた下ごしらえとか、滅多にやらない。
ぶっつけで作り、そのテーブル上の露と消える献立になることが多い。

まして、手作りおやつなど。
滅多なことでは作りません(キッパリ)。

ところが、先日何を思ったか、作ってしまった。
よほど、甘い小麦粉のお菓子を食べたかったと見受ける。

よし、あっちんさんのマフィンだ!(すっかり定番)
これなら、簡単だし美味しいし、もたれない。

コレ間違いない!

てんで、さっそくマフィン型を取り出して・・・ん?
マフィン型を・・・あれ?

ない!マフィン型がない!
マフィン作るのにマフィン型がない!(しつこい)

いつもならここで「やーんぺ!」となって、寝っ転がってちくわでもつまみ食いして終わるのだが、糖質に心奪われていたこの日はテンションが違っていたようだ。

マフィン型がなければ、パウンド型でやったろうじゃないか!
出てこい、パウンド型!

「へーい、お呼びで・・・」
奥にいたのをずりずりと引っ張り出した。


※ここまで無駄に長いっすね・・・


一抹の不安はある。
マフィン型だと6個に分けて作るのだが、パウンド型だと、同じ分量を一つの型に入れていちどきに焼くことになる。
ちゃんと中まで焼けるかな。
焼けなきゃ焼けるまで焼くしかないな。
食べたいんだからっ!

とにかくとっても簡単で、作業は楽。
ボウルの中の生地を思いきって全部、パウンド型に流し込んだ。
うはー、焦げ茶色!焦げ茶色がドップン!!
※ココア生地です。

ここで手近にあったバナナを薄い輪切りにしてポンポンと乗せる。
(ナッツもドライフルーツもなかった。あれもこれもない家・・・)

予熱済み180度のオーブンに入れて、焼き始める。

マフィン6個で20分だが、パウンド型では生焼けだろう。
一応その時点で様子を見たら、乗っけたバナナが波乗りみたいに揺れていた。
アカンので、さらに10分。

表面が乾いてバナナは固定され、少しひび割れてきたので、竹串を入れてみる。
全体に生の生地がついてくる。
まだまだなので、さらに10分。

今度は竹串の先の方にだけくっついてきた。しかもだいぶベタッと固まった感じのものが。
そっからあと7分。

出来上がり〜〜✨✨

表面はいい具合にひび割れて、バナナもドライな感じになった。

ふふふふ〜😊

いやあ、できるもんなんだなぁ!というのがまず感想。
これからも、何かの時は、切り分けるマフィンを作ることにしよう。

ナイフを入れると、表面はひび割れたフチがカリカリになるので、ボロボロ欠ける。表面の硬さと、中の生地の柔らかさがかなり違うので、切り分けるのが難しかった。

でも美味しいからいいのだ。
一切れ食べて大満足。腹持ちがいいスイーツだ。
翌日も美味しかったし、その次の日も。いや、3日目のものが一番おいしかった。柔らかいだけでなく、しっとりが増して、味もマイルドになっていた。

もう何度もここでご紹介しているが、あっちんさんのマフィンは大変優れものさんなのだ。

今回は、マフィン生地をパウンド型で焼いた。
これは何と呼べばいいのやら。
ちなみに、マフィンとは「カップ型で焼いた甘いパン」だそうで。
パウンドケーキは「バター、砂糖、小麦粉、卵、という原材料をすべて1ポンドずつ使うから」。
今回のは、そのどちらにも当たらない。
パウンドケーキ風マフィン、て感じだろうか。


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