朝の蜘蛛
今朝、ほの明るくなってきた時間、目が覚めて
マル太郎のいつも寝ていたあたりをナデナデしていた。
このへん、確かおしっこ洩らしたなぁ。なんて。
ぼやーっと眺めていたら、何か動くものに気づいた。
え、ゲジゲジとか?
よく見たら、細い、脚の長い蜘蛛だった。
来た!
とっさに前に行って座る。
朝の蜘蛛には、思い入れがある。
この蜘蛛は、やっぱりマル太郎?
朝の挨拶に来てくれたのかな?
意外に速足で、カーペットの隅まで行って、壁に登り始めた。
この壁紙、デコボコで登りやすいでしょう?
早く隅っこまで行って、どこかから外に出てね。
それとも、天井の隅まで行ってしばらく落ち着くのかな?
何にしても、戸の開け閉めの場所だから、早めに移動願います。
この蜘蛛がマル太郎、というよりも、マル太郎からの使者かもしれない。
そのほうが、もし、不慮の事故(戸に挟まれるなど)に遭わせてしまっても
気が楽だ(って、おい!)
まあそれはそうとして、見えなくなるまで見送った。
おはよう。
かーさんはいつも通りに元気だよ。
そう伝えてもらった。
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